事業一覧(アーカイブ)
2000年
事業
イスラムとシビル・ソサエティ:東南アジアの視点から
事業実施者 | 笹川平和財団 Institute of Southeast Asian Studies(東南アジア研究所/シンガポール) |
年数 | 2/2 |
形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 1,831,308円 |
事業内容
本事業は、「東南アジアにおけるイスラムとシビル・ソサエティの関係」というテーマについて、東南アジアの知識人の間の理解とネットワーク構築を促進すると同時に、日本における理解を深めることを目的とした事業です。
1999年に、日本における東南アジア・イスラム研究の第一人者である中村光男千葉大学名誉教授が、東南アジア1 0カ国を訪問し、各国におけるイスラムとシビル・ソサエティの関係について調査しました。1 1月5~7日には、インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン、シンガポールのイスラム知識人1 0人と、中村教授をはじめとする日本の研究者が参加し、「イスラムと市民社会:東南アジアからのメッセージ」と題する国際会議を開催しました。伊東で行われた非公開の合宿セミナーに続いて、7日に東京で開催された公開シンポジウムには、定員をはるかに超える約1 0 0人の聴衆が参加し、日本側の関心の高さをうかがわせました。イスラムの視点からみたシビル・ソサエティの概念、国家/民間セクター/シビル・ソサエティの関係などについて、東南アジアの代表的知識人のメッセージを直接聞くことのできる貴重な機会となりました。
事業2年目の本年度は、中村教授が中心となり、前年度の国際会議に参加した東南アジアの研究者1 0人の論文などを編集し、シンガポールの東南アジア研究所から『Islam and Civil Society in Southeast Asia』と題した英文書籍を出版しました。同書は、①インドネシアの経験:市民社会対国家、②マレーシアの経験:イスラム化、ムスリム共同体、異民族間の関係、③少数派の経験:ムスリム市民社会の一般市民への貢献、④グローバルな市民社会へ向けての共通課題という4つの部分から構成されています。①ではインドネシアの2つの大きなムスリム組織の事例、②では多民族国家マレーシアにおけるイスラム化と部族の関係について市民社会発展の文脈で扱い、③ではタイ、フィリピン、シンガポールのイスラム市民社会についての事例、④ではイスラム社会と近代的市民社会の概念の共通点、異文明間対話などについて報告されています。
本事業を契機に、日本と、東南アジアのイスラム社会間の知的交流が盛んになり、相互理解、協力関係が発展することが期待されます。
1999年に、日本における東南アジア・イスラム研究の第一人者である中村光男千葉大学名誉教授が、東南アジア1 0カ国を訪問し、各国におけるイスラムとシビル・ソサエティの関係について調査しました。1 1月5~7日には、インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン、シンガポールのイスラム知識人1 0人と、中村教授をはじめとする日本の研究者が参加し、「イスラムと市民社会:東南アジアからのメッセージ」と題する国際会議を開催しました。伊東で行われた非公開の合宿セミナーに続いて、7日に東京で開催された公開シンポジウムには、定員をはるかに超える約1 0 0人の聴衆が参加し、日本側の関心の高さをうかがわせました。イスラムの視点からみたシビル・ソサエティの概念、国家/民間セクター/シビル・ソサエティの関係などについて、東南アジアの代表的知識人のメッセージを直接聞くことのできる貴重な機会となりました。
事業2年目の本年度は、中村教授が中心となり、前年度の国際会議に参加した東南アジアの研究者1 0人の論文などを編集し、シンガポールの東南アジア研究所から『Islam and Civil Society in Southeast Asia』と題した英文書籍を出版しました。同書は、①インドネシアの経験:市民社会対国家、②マレーシアの経験:イスラム化、ムスリム共同体、異民族間の関係、③少数派の経験:ムスリム市民社会の一般市民への貢献、④グローバルな市民社会へ向けての共通課題という4つの部分から構成されています。①ではインドネシアの2つの大きなムスリム組織の事例、②では多民族国家マレーシアにおけるイスラム化と部族の関係について市民社会発展の文脈で扱い、③ではタイ、フィリピン、シンガポールのイスラム市民社会についての事例、④ではイスラム社会と近代的市民社会の概念の共通点、異文明間対話などについて報告されています。
本事業を契機に、日本と、東南アジアのイスラム社会間の知的交流が盛んになり、相互理解、協力関係が発展することが期待されます。
一般事業 文明の諸問題に対する総合的理解の試み に属する事業
- グローバリゼーションに対する文化指標の開発
- 知的財産の公共的活用促進のための仕組み作りと評価
- イスラム宗教学校におけるカリキュラム改定支援
- グローバリゼーションに対する文化指標の開発
- 先進4か国の産学連携メカニズムに関する国際比較研究
- 知的財産の公共的活用促進のための仕組み作りと評価
- 技術革新制度における大学の役割とインパクト
- イスラム宗教学校におけるカリキュラム改定支援
- 人間の安全保障指標作成にむけてのイニシアチブ
- グローバリゼーションに対する文化指標の開発
- 知的財産の公共的活用促進のための仕組み作りと評価
- 先進4か国の産学連携メカニズムに関する国際比較研究
- 人間の安全保障指標作成にむけてのイニシアチブ
- イスラム宗教学校におけるカリキュラム改定支援
- 技術革新制度における大学の役割とインパクト
- 生命科学における市場化と公共性のデータベース作成
- 知的財産権のインパクトに関する評価と国際比較分析
- 知的財産権のインパクトに関する評価と国際比較分析
- 生命科学における市場化と公共性のデータベース作成
- オープン型特許プールモデルの開発と評価