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一般事業 多元的価値観の共存に向けて~文明の諸問題に対する総合的理解の試み

2008年
事業

イスラム宗教学校におけるカリキュラム改定支援

事業実施者 Prateepsasana Islamic School(プラティープササナ・イスラム学校/タイ) 年数 2/3
形態 自主助成委託その他 事業費 12,164,440円
事業内容
本事業の目的は、イスラム宗教学校におけるカリキュラム改定の支援と宗教学校指導者の能力向上を図ることです。本年度はカリキュラム編成委員会の開催、改定カリキュラムに対する理解促進を目的としたシンポジウム開催、イスラム宗教学校指導者を対象とした能力向上ワークショップの開催などを行いました。
カリキュラムの編成委員会は、プラティープササナ・イスラム学校をはじめとするタイ南部州の宗教学校で月2回開催しました。改定中の6つのカリキュラム(イスラム学基礎、高等イスラム学、科学、言語〔英語、タイ語、アラビア語〕、数学、職業訓練)は、既に第一稿が完成し、そのうちイスラム学基礎および科学の2つについては、タイ南部の5つの宗教学校で試験的に実施しました。また2008年8月23~25日には、地元住民やイスラム宗教学校の教師ら約100名を対象として、パタニ州のプリンス・オブ・ソンクラー大学において、改定カリキュラムに対する理解促進のためのシンポジウムを開催しました。
本シンポジウムでは、スリン・ピツワンASEAN事務局長が基調講演を行ったほか、カリキュラム編成委員会のメンバーが改定中のカリキュラムの詳細について報告を行いました。
さらに、タイ南部の10都市30の宗教学校における宗教学校指導者および若手指導者を対象として、教授法などに関する能力向上ワークショップを計6回実施しました。また08年8月3~10日にかけて、12名の宗教学校指導者がマレーシアの国立教師養成機関が実施する「変化をもたらす指導者(The Change Leaders)」コースに派遣され、専門的な訓練を受けました。

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