第3グループ(社会イノベーション推進担当)
エコシステム強化
なぜSPFがエコシステム強化に携わるのか?
女性起業家はビジネスを行う上で、男性起業家とは違った困難に直面しますが、伝統的に男性が強い東南アジアの社会において、女性起業家はビジネスを成長させる機会を得にくい現状があります。その原因の一つとして、投資家や起業家支援組織の持つ「無意識のバイアス」が挙げられます。無意識のバイアスとは、例えば、「女性はビジネスに向かない」「女性は家庭か仕事を選ばなければならない」といった思い込みや、誤った認識のことです。そうした「無意識のバイアス」を乗り越え、ビジネスにおけるジェンダーギャップを打開するためには、金融機関や投資家、起業支援組織など、女性起業家を取り巻くエコシステムの一翼を担うアクターたちがジェンダー視点を持つことが重要です。
本事業では、このような問題意識のもと、資金の需要と供給の両方への働きかけ、かつ、そのエコシステム内の情報共有やネットワーク機能強化に努めます。起業家支援組織のジェンダー視点強化に関しては、2019年度事業にてオーストラリア政府と共同で開発した起業家支援組織向けの指南書「ジェンダーレンズ・インキュベーション・アクセラレーション・ツールキット(GLIAツールキット)」をアップグレードするとともに、域内の起業家支援組織と構築したネットワークの強化を行います。また、投資家のジェンダー視点強化に関しては、シード期やアーリー期にある起業家への投資を行う個人投資家を対象に、ジェンダー視点に関する研修や投資家間ネットワーク構築支援を行います。
本事業では、このような問題意識のもと、資金の需要と供給の両方への働きかけ、かつ、そのエコシステム内の情報共有やネットワーク機能強化に努めます。起業家支援組織のジェンダー視点強化に関しては、2019年度事業にてオーストラリア政府と共同で開発した起業家支援組織向けの指南書「ジェンダーレンズ・インキュベーション・アクセラレーション・ツールキット(GLIAツールキット)」をアップグレードするとともに、域内の起業家支援組織と構築したネットワークの強化を行います。また、投資家のジェンダー視点強化に関しては、シード期やアーリー期にある起業家への投資を行う個人投資家を対象に、ジェンダー視点に関する研修や投資家間ネットワーク構築支援を行います。