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2023.08.03
【講演会開催報告】アジアの知られざる紛争と平和構築の現状
笹川平和財団は、学校法人立教学院(立教⼤学)異⽂化コミュニケーション学部と共催で公開講演会「アジアの知られざる紛争と平和構築の現状」を2023年6月27日に開催いたしました。
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2023.08.01
民族と言語と文字の関係:複数の文字が紡ぐカレン民族
ミャンマーは多言語多民族社会である。耳慣れたこの言明に対し、同国が多言語複文字社会でもある点はさほど知られていない。本稿では言語と文字が複雑な関係にあるなかで人々が民族的紐帯をいかに模索してきたのか、カレンと呼ばれる人びとの事例から考えてみたい
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2023.04.27
特別法は本当に必要なのか? タイ深南部における特別法の被害を受けた女性たちの声
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2023.04.17
ミャンマーの内戦はクーデタでどう変わったか
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2023.03.30
2021年クーデター以降の日本におけるミャンマー民主化運動:在日ミャンマー人は変化したのか
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2023.03.03
バングラデシュ、チッタゴン丘陵-「内紛」という形の暴力の悪循環へ
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2023.03.03
慣習林の承認と開発許可の見直しはパプアのコミュニティを救えるか:パーム油生産の事例から
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2023.01.25
ミャンマー国軍における「法の支配」と今後の展望
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2019.02.04
バングラデシュ・チッタゴン丘陵地帯における少数民族に関する教育及び言語政策に関する現状
田中志歩(香川大学教育学研究科学校教育専攻修士課程) 大河川が運ぶ土砂で造られたデルタ地帯のバングラデシュの中で、チッタゴン丘陵地帯は、バングラデシュ東南部に位置し、アラカン山脈につながるバ
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2018.11.16
バンサモロ和平住民投票 ‐ 新しく且つ画期的な局面を迎えて
西サハラ:「行き詰まり」の構図と打開への展望のコピー西サハラ:「行き詰まり」の構図と打開への展望のコピー西サハラ:「行き詰まり」の構図と打開への展望のコピー
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2018.10.23
ラカイン州の人々の平和で公平かつ豊かな未来に向けて: ラカイン州諮問委員会最終報告書
ミャンマー(ビルマ)から流出したロヒンギャ難民の問題は国際的イシューと化している。2017年8月に生じた「アラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)」を自称する武装集団によるラカイン州北西部の警察施設等への攻撃をきっかけに、ミャンマー政府軍や警察、身元不明の「民兵」らによる行き過ぎた捜索や圧迫が起こり、数多くのロヒンギャ一般住民が迫害され、居住地であったラカイン州北西部から追い出され、その数は最終的に70万人にも達した。
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2018.08.10
バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプ―2018年1~2月の現地調査より
田中志歩(香川大学教育学研究科学校教育専攻修士課程) 大河川が運ぶ土砂で造られたデルタ地帯のバングラデシュの中で、チッタゴン丘陵地帯は、バングラデシュ東南部に位置し、アラカン山脈につながるバ
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2018.08.10
「イスラーム復興」のもう一つの顔
タイ深南部(パッターニー県、ヤラー県、ナラーティワート県とソンクラー県の一部)では、2004年にタイ政府と反政府武装組織の抗争が激化してから、10年以上の月日が経った。深南部で続く紛争の背景に関して、これまで数多くの貴重な研究が蓄積されてきた。論点となってきたのは、おもに政治と歴史である。タイ政府による抑圧的政策や権力濫用が、パタニ・マレー語を母語とする深南部のマレー・ムスリムの周縁化と分離独立運動の興隆をもたらした。
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2018.07.28
ドゥテルテ政権:バンサモロ新自治政府設立のための法律成立
2018年7月26日、ドゥテルテ大統領がバンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域組織法(Organic Law for the Bangsamoro Autonomous Region in Muslim Mindanao, 通称バンサモロ組織法、Bangsamoro Organic Law: BOL)[1]に署名をした。これにより、南部にバンサモロの新自治政府を設立し、MILF(Moro Islamic Liberation Front, モロイスラム解放戦線)との武力紛争を終結する和平プロセスが大きく前進した。
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2018.07.03
「デーオバンド派」とは何か-南アジアのイスラーム過激派?
「デーオバンド派」とは何か-南アジアのイスラーム過激派? 拓 徹 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・客員准教授/ 人間文化研究機構総合人間文化研究推進
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2018.06.20
反政府武装勢力の協力者なのか政府の人間なのか マクター・シーカチと「容疑者」になること
この記事は、タイ深南部の紛争地域で、タイ政府側からも、武装勢力側からも、村人からも容疑者として扱われ、苦しい立場に追いやられた一人の若者の経験を、現地若手ジャーナリストが取材したものである。
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2018.06.20
タイ深南部紛争地帯における治安事件の容疑者の暮らし
タイ深南部の紛争地域では、多くの若者が容疑者として服役し、刑期が終わって家に戻っても普段の生活に戻れず苦しい状況に追い込まれている。この記事は、そうした彼らが直面している問題の一部について現地インタビューをもとに紹介している。
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2018.06.12
コロンビアの平和を思い描き、誰も排除されることのない和解に向けた道筋を作る
コロンビア 背景 コロンビアは長年にわたって内戦が続く西半球唯一の国である。1960年代半ばから、コロンビア革命軍―人民軍(FARC-EP)や民族解放軍(ELN)などの多くの武
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2018.05.23
法の裁きと集落の人間関係 プロムプラシット寺院事件:癒えない傷跡
タイ深南部紛争においては、特に2004年に治安が悪化して以降、仏教僧と公立学校の教師がタイ政府による支配の象徴として暴力の対象となり、これが現地に住む仏教コミュニティの不安を煽り、ムスリムコミュニティへの不信感と憎悪の感情を深めてきた。
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2018.05.23
バルヤーン・ウェーマノーとポンドック・ジハードからの教訓
タイ深南部では、タイ政府側の治安部隊と、タイ政府からの分離独立を求めているマレー系武装勢力との対立が2004年以降深刻化している。最大の武装勢力は、BRN(Barisan Revolusi National:民族革命戦線)であると言われているが、BRNの組織の実態とメンバーのリクルート方法にはわかっていないことが多い。
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2023.08.03
下澤 嶽 日下部 尚徳 星野 俊也 堀場 明子 平和構築全般 バングラデシュ 新着 タイ深南部【講演会開催報告】アジアの知られざる紛争と平和構築の現状
笹川平和財団は、学校法人立教学院(立教⼤学)異⽂化コミュニケーション学部と共催で公開講演会「アジアの知られざる紛争と平和構築の現状」を2023年6月27日に開催いたしました。
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2023.08.01
藤村 瞳 新着 ミャンマー民族と言語と文字の関係:複数の文字が紡ぐカレン民族
ミャンマーは多言語多民族社会である。耳慣れたこの言明に対し、同国が多言語複文字社会でもある点はさほど知られていない。本稿では言語と文字が複雑な関係にあるなかで人々が民族的紐帯をいかに模索してきたのか、カレンと呼ばれる人びとの事例から考えてみたい
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