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2024.04.03
行き詰まるウガンダの難民支援 ―食料支援プログラムの見直しと難民の窮状―
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2024.03.25
パレスチナ人民の自決権〜国際的枠組みの根本に立ち返る
ガザの惨劇は長年力でもって無理に無理を重ねてきた結果である。原点に立ち返って考え直すしか方法はないと思う。それは困難なことだし、不可能と言う人も多いだろう。シオニズム運動の誕生からほぼ130年、中東戦争の勃発から80年近い。時間の経過が生んだ不可逆的な部分もある。しかし、このままでは和平の展望は開けない。短期的に事態を収拾するだけでは、いつかまた破綻する。
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2024.03.20
【エッセイ・映画評】 人間が獣のように吠える時〜 ~『この都市を失って』(『負け戦でも』)
近年ミャンマー人監督によるドキュメンタリー映画が数多く作成され、日本をはじめ国外でも上映機会が増えている。国際映画祭などで選出されることも稀ではない。これは以前には見られなかった現象である。2023年にはミャンマー人による作品(『この都市を失って』(『負け戦でも』))が山形国際ドキュメンタリー映画祭のアジア部門(「アジア千波万波」)で最高賞(小川紳介賞)に選ばれた 。 本エッセイでは、ミャンマーのドキュメンタリー作家が2021年クーデター後に直面する課題を論じた上で、『この都市を失って』(『負け戦でも』)がいかに新境地を切り拓いたかを示したい。
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2024.03.11
難民支援におけるHDPネクサス :日本のODAはバングラデシュでこれをどう実現できるのか?
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、何らかの理由で故郷を追われ国内外に避難を強いられている人の数は2023年5月現在1億1千万人で、18年末の7,080万人からわずか4年間で4千万人も増加した。現下の国際情勢を見れば、この数はその後も大きく増加していると思われる。なおこのうち3,640万人が国外に逃れた難民で、その 69%が低・中所得国、とりわけ20%が特に貧しい後発開発途上国(以下LDC)に逃れており、しかも66%が滞在期間5年以上の長期難民 であり、それらの国々での受け入れ負担は大きい。
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2024.03.08
仏教徒とムスリムの関係:ミャンマーでの反ムスリム運動の背景を考える
現在、反ムスリムの動きは少なくなり、2021年のクーデターの影響で、マイノリティ全体に対する風向きが少しだけ良い方向に変わりつつあるように見える。しかし、反ムスリムの動きが全くなくなったわけではない。ミャンマーの人々が抱く反ムスリムの感情は民主化後に急激に高揚したようにも見えるが、実際には民主化以前は顕在化していなかっただけの状態であった。本稿ではミャンマーで多数を占める仏教徒と、マイノリティであるムスリムの関係について、少し時代をさかのぼって考えてみたい。
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2024.02.29
【エッセイ】ミャンマーの民主闘争と国内避難民 (3)―越境支援の現場から―
本連載はこれまで、私がマンダレー滞在中に見た国内避難民の様子を描いてきた。第三回目の今回は、舞台を隣国タイの国境地帯に移したい。私はマンダレーに数週間滞在した後、タイに飛んだ。タイでは10日間ほど滞在し、ミャンマーとの国境地域を調査した。とりわけ本稿で伝えたいのは、国境を通して実施されるミャンマー人たちによる同胞への支援の様子である。
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2024.01.15
【エッセイ】ミャンマーの民主闘争と国内避難民 (2)―仏教僧院という隠れた「避難民キャンプ」―
連載第二回目には、仏教寺院(=僧院)に身を寄せる「隠れた国内避難民」を紹介したい。ミャンマーの僧院は人々にとって「駆け込み寺」として機能している。国内避難民たちの中には、そんな僧院を頼って暮らしている者もいる。
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2023.12.19
チッタゴン丘陵地帯の内紛──若者世代は平和を生み出す希望か
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2023.12.01
【エッセイ】ミャンマーの民主闘争と国内避難民 (1)―街角にいる「隠れた国内避難民」たち―
第1回である本稿では私がマンダレーで垣間見た、ザガイン管区(Sagaing Region)からの「隠れた国内避難民」たちの生活についてとりあげたい。
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2023.08.03
【講演会開催報告】アジアの知られざる紛争と平和構築の現状
笹川平和財団は、学校法人立教学院(立教⼤学)異⽂化コミュニケーション学部と共催で公開講演会「アジアの知られざる紛争と平和構築の現状」を2023年6月27日に開催いたしました。
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2023.08.01
民族と言語と文字の関係:複数の文字が紡ぐカレン民族
ミャンマーは多言語多民族社会である。耳慣れたこの言明に対し、同国が多言語複文字社会でもある点はさほど知られていない。本稿では言語と文字が複雑な関係にあるなかで人々が民族的紐帯をいかに模索してきたのか、カレンと呼ばれる人びとの事例から考えてみたい
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2023.04.27
特別法は本当に必要なのか? タイ深南部における特別法の被害を受けた女性たちの声
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2023.04.17
ミャンマーの内戦はクーデタでどう変わったか
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2023.03.30
2021年クーデター以降の日本におけるミャンマー民主化運動:在日ミャンマー人は変化したのか
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2023.03.03
バングラデシュ、チッタゴン丘陵-「内紛」という形の暴力の悪循環へ
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2023.03.03
慣習林の承認と開発許可の見直しはパプアのコミュニティを救えるか:パーム油生産の事例から
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2023.01.25
ミャンマー国軍における「法の支配」と今後の展望
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2019.02.04
バングラデシュ・チッタゴン丘陵地帯における少数民族に関する教育及び言語政策に関する現状
田中志歩(香川大学教育学研究科学校教育専攻修士課程) 大河川が運ぶ土砂で造られたデルタ地帯のバングラデシュの中で、チッタゴン丘陵地帯は、バングラデシュ東南部に位置し、アラカン山脈につながるバ
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2018.11.16
バンサモロ和平住民投票 ‐ 新しく且つ画期的な局面を迎えて
西サハラ:「行き詰まり」の構図と打開への展望のコピー西サハラ:「行き詰まり」の構図と打開への展望のコピー西サハラ:「行き詰まり」の構図と打開への展望のコピー
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2018.10.23
ラカイン州の人々の平和で公平かつ豊かな未来に向けて: ラカイン州諮問委員会最終報告書
ミャンマー(ビルマ)から流出したロヒンギャ難民の問題は国際的イシューと化している。2017年8月に生じた「アラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)」を自称する武装集団によるラカイン州北西部の警察施設等への攻撃をきっかけに、ミャンマー政府軍や警察、身元不明の「民兵」らによる行き過ぎた捜索や圧迫が起こり、数多くのロヒンギャ一般住民が迫害され、居住地であったラカイン州北西部から追い出され、その数は最終的に70万人にも達した。
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2024.03.25
松野明久 平和構築全般 新着パレスチナ人民の自決権〜国際的枠組みの根本に立ち返る
ガザの惨劇は長年力でもって無理に無理を重ねてきた結果である。原点に立ち返って考え直すしか方法はないと思う。それは困難なことだし、不可能と言う人も多いだろう。シオニズム運動の誕生からほぼ130年、中東戦争の勃発から80年近い。時間の経過が生んだ不可逆的な部分もある。しかし、このままでは和平の展望は開けない。短期的に事態を収拾するだけでは、いつかまた破綻する。
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2024.03.20
今村 真央 新着 ミャンマー【エッセイ・映画評】 人間が獣のように吠える時〜 ~『この都市を失って』(『負け戦でも』)
近年ミャンマー人監督によるドキュメンタリー映画が数多く作成され、日本をはじめ国外でも上映機会が増えている。国際映画祭などで選出されることも稀ではない。これは以前には見られなかった現象である。2023年にはミャンマー人による作品(『この都市を失って』(『負け戦でも』))が山形国際ドキュメンタリー映画祭のアジア部門(「アジア千波万波」)で最高賞(小川紳介賞)に選ばれた 。 本エッセイでは、ミャンマーのドキュメンタリー作家が2021年クーデター後に直面する課題を論じた上で、『この都市を失って』(『負け戦でも』)がいかに新境地を切り拓いたかを示したい。
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2024.03.11
大橋 正明 バングラデシュ 新着難民支援におけるHDPネクサス :日本のODAはバングラデシュでこれをどう実現できるのか?
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、何らかの理由で故郷を追われ国内外に避難を強いられている人の数は2023年5月現在1億1千万人で、18年末の7,080万人からわずか4年間で4千万人も増加した。現下の国際情勢を見れば、この数はその後も大きく増加していると思われる。なおこのうち3,640万人が国外に逃れた難民で、その 69%が低・中所得国、とりわけ20%が特に貧しい後発開発途上国(以下LDC)に逃れており、しかも66%が滞在期間5年以上の長期難民 であり、それらの国々での受け入れ負担は大きい。
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2024.03.08
斎藤紋子 アジアのイスラーム 新着 ミャンマー仏教徒とムスリムの関係:ミャンマーでの反ムスリム運動の背景を考える
現在、反ムスリムの動きは少なくなり、2021年のクーデターの影響で、マイノリティ全体に対する風向きが少しだけ良い方向に変わりつつあるように見える。しかし、反ムスリムの動きが全くなくなったわけではない。ミャンマーの人々が抱く反ムスリムの感情は民主化後に急激に高揚したようにも見えるが、実際には民主化以前は顕在化していなかっただけの状態であった。本稿ではミャンマーで多数を占める仏教徒と、マイノリティであるムスリムの関係について、少し時代をさかのぼって考えてみたい。