タイ深南部THAILAND'S DEEP SOUTH
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2024.10.18
鈴木 佑記 新着 タイ深南部アンダマン海に浮かぶリペ島の土地問題(1):タイ南部の「秘境」
「アンダマン海に浮かぶリペ島の土地問題」は、アンダマン海のタルタオ国立公園内に位置するリペ島とその周辺の土地問題を探る全3部作です。この論考シリーズでは、観光開発の進行に伴い、先住民ウラク・ラウォイッの土地利用が制限され、彼らの伝統的な生活が脅かされている状況を詳しく取り上げています。筆者が20年にわたって記録してきた変化の記録を通じて、観光地化の影響と先住民の権利について考察し、ウラク・ラウォイッの現状への理解を深める内容となっています。
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2023.08.03
下澤 嶽 日下部 尚徳 星野 俊也 堀場 明子 平和構築全般 バングラデシュ 新着 タイ深南部【講演会開催報告】アジアの知られざる紛争と平和構築の現状
笹川平和財団は、学校法人立教学院(立教⼤学)異⽂化コミュニケーション学部と共催で公開講演会「アジアの知られざる紛争と平和構築の現状」を2023年6月27日に開催いたしました。
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2018.08.10
西 直美 タイ深南部「イスラーム復興」のもう一つの顔
タイ深南部(パッターニー県、ヤラー県、ナラーティワート県とソンクラー県の一部)では、2004年にタイ政府と反政府武装組織の抗争が激化してから、10年以上の月日が経った。深南部で続く紛争の背景に関して、これまで数多くの貴重な研究が蓄積されてきた。論点となってきたのは、おもに政治と歴史である。タイ政府による抑圧的政策や権力濫用が、パタニ・マレー語を母語とする深南部のマレー・ムスリムの周縁化と分離独立運動の興隆をもたらした。
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2018.06.20
ガームポン タイ深南部反政府武装勢力の協力者なのか政府の人間なのか マクター・シーカチと「容疑者」になること
この記事は、タイ深南部の紛争地域で、タイ政府側からも、武装勢力側からも、村人からも容疑者として扱われ、苦しい立場に追いやられた一人の若者の経験を、現地若手ジャーナリストが取材したものである。