1982年
日本財団(当時日本船舶振興会)、中国・衛生部の協力を得てハンセン病撲滅と差別撤廃を支援
私たちの基本理念は、政治、思想、宗教、人種、国境を超えた人道的な活動を行っていくことです。
笹川日中友好基金は、この基本理念を守り、日中両国民の理解を深めるため、
1989年の設立から今日に至るまで、日中間の要望に応じた様々な活動を日中両国の友人たちと共に知恵を出し合い取り組んできました。
昨今の日本と中国を取り巻く国際環境は、ますます複雑化しています。
私たちの民間の立場から日中両国民の交流を促進する様々な活動も決して簡単ではない状況が続いています。
しかし、日本と中国はお互いに離れることのできない隣国同士です。
日中両国の平和と安定は、先人たちが築いてきた過去2000年に亘る歴史の延長上に必ず成り立つと考えています。
いま厳しい状況であればこそ、長期的な視野を持ち未来志向の活動を追求していくことが必要です。
今後の日中関係にどのような変化が訪れるとしても、
私たちは基本理念に込められた哲学を守り、日中両国の人々の心に訴えかけ、
心で理解を得られる活動を続けて参ります。
2022年、日中国交正常化50周年を記念して笹川日中友好基金の設立から現在に至る活動を振り返る映像を制作しました。タイトルの「碩果累々、継往開来」の言葉には、これまでの数々の成果を未来に受け継ぎさらに発展を続けてほしいという願いが込められています。