笹川中東イスラム基金

過去に実施した講演会などを活動アーカイブスページおよびYouTubeでご覧いただけます。

　笹川平和財団・笹川中東イスラム基金は、トルコよりイブラヒム・カルン博士（トルコ首相首席補佐官）をお招きし、1月26日(水)に講演会を開催します。

　今回が初の来日となるカルン博士は、ダヴトール外相の後任として、首相首席補佐官に就任しました。エルドアン首相直結の政策ブレーンとして、トルコの外交政策に大きな影響力を持っております。カルン博士には、トルコの東方外交についてお話し頂きました。また、マレーシアや日本の研究者との討論を通じて、「トルコのルック・イースト政策」の可能性について議論を深めました。

　エルドアン首相が率いるAKP党が政権に就いて以来、同首相は内政・外交で従来行われていなかった政策を展開し、大胆な改革に着手しつつあります。トルコ外交も急速に発展中の経済を積極的に活用しながら、官民一体で中東など周辺諸国と新たな関係を構築しています。エルドアン首相の側近であるカルン首席補佐官からトルコ外交の向かう方向についてお話をして頂くのは、トルコ外交のダイナミズムを理解する上で、貴重な機会になると考えられます。