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事業紹介

ブルーエコノミーの実践的研究

海洋・沿岸域およびその資源を持続可能な形で利用し、将来の世代に引き継ぐ施策・取り組みとして国際的にブルーエコノミーの議論が活性化している。ブルーエコノミーをスピード感を持って国内で展開するとともに、その成果を日本と親和性の高いアジア太平洋諸国やアフリカ等に広げることを目指し、社会実装の基礎となる異分野間連携を通じた新価値創出や人々の意識変革を加速させるための学際的・実践的な研究を推進する。

2023年度実施内容

ブルーカーボン・コベネフィット実践
大型海藻類のブルーカーボンのクレジット化やコベネフィット利用の普及、国際的な議論を推進する。ブルーカーボンを核に、藻場の再生・保全を契機とした地域づくりが進められている都市を対象に、研究と地域での実践例を作る。ブルーカーボン増殖技術調査、地域展開の実践、国内外の海藻専門家とのワークショップを開催する。OPRIの調査地域からブルーカーボンのクレジット化の実践例、およびそれを多様化する仕組みを作る。
ブルーファイナンスの開発と実践
ブルーファイナンスの実践に向け、沿岸都市の災害に対するレジリエンス構築に向けたファイナンス手法を開発し、実践に向けた評価手法を作成する。またアジア開発銀行において成果を発信し国際的な議論も展開する。
レジリエンス海洋経済構築
本事業内で進めて来た海洋産業連関表開発と利用に向けた研究の最終フェーズとして、長崎での研究をまとめる。また函館や現在まで展開してきた自治体にフィードバックを行い、開発ツールの利用を支援する。一連の研究を通じ、海洋産業連関表を使った研究開発と実践を完成させる。またバングラデシュを中心にベンガル湾沿岸国でのブルーエコノミー調査とその成果共有のための地域会合開催を実施する。
ブルーエコノミーモデル地域調査と指標枠組の開発
ブルーエコノミーのモデル地区として、インドネシアやナミビアを対象に、各地の政府機関や研究機関と今後の食糧問題と持続可能な水産業と環境保全の両立に向けた共同調査を実施する。また同国を対象にブルーエコノミーの総合的な推進状況をモニターするためのブルーエコノミー包括的指標枠組の開発を進める。これらの研究を通じ、ブルーエコノミー指標の開発を完成させる。

報告書等

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研究員

年度別詳細

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