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事業紹介

海洋デジタル社会の構築

海のビックデータの活用により、サイバー空間と海洋のフィジカル空間の高度に融合される海洋デジタル社会を構築するための科学技術政策提言を行う。宇宙、海上、海中、海底を結び付け、海洋におけるSociety 5.0を実現する政策提言を通して様々な知識や情報を共有し、海洋利用の最適化と社会課題の解決に貢献する。

2022年度実施内容

海洋可視化システムの最適化
海中あるいは衛星からの国内外のデータを集約する情報サイトのレビューとこれまで継続してきたプラットフォームとセンサーのリストについて、観測対象や海洋課題を軸に検索可能なデータベースを構築する。また、収集した海洋ビッグデータの解析により海洋課題にアプローチした例を示す。米音響学会などに出席し海洋での遠隔センシングの情報収集を行う。
海洋宇宙連携の推進
これまで検討を重ねてきた衛星VDESの国際展開に向けて、IALAを中心とした国際的な議論を主導し、民間企業主体の運営コンソーシアム設立を目指す。また、小型船を含む全船へのVDES端末の装備を進める。特に漁業者とプレジャーボートへの普及促進のため、免許制度、損害保険、航行安全への具体的寄与について調査を行う。これらを統合し、全球をカバーする海洋情報ネットワークの仕組みを提案する。
海洋ビッグデータセンターの設計
国や自治体、民間会社やNGOなど海洋に関わる様々なステークホルダーが対象としてきた海洋課題は、白書や機関の報告書をはじめとする文字情報として残されている。これらを対象に、例えば各省庁の海洋課題に対する重点分野の変遷や、国際的な比較、主導した組織のあぶり出しを行い、海洋課題への取り組みや認識の経年変化を可視化する。ビッグデータを用いた海洋課題解決に向けた活用事例を提供する。

報告書等

研究員

年度別詳細

関連事業

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