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Ocean Newsletter
オーシャンニューズレター
第36号(2002.02.05発行)
第36号(2002.02.05 発行)
- 内閣府特定非営利活動法人 日本ライフセービング協会理事長◆小峯 力
- 日本原子力研究所地球シミュレータ開発特別チームサブリーダー、海洋科学技術センター地球シミュレータセンターシステム管理・運用グループリーダー(兼)◆松岡 浩
- 海上交通システム研究会 副会長◆長尾實三
- インフォメーション1
- インフォメーション2
- ニューズレター編集委員会編集代表者((社)海洋産業研究会常務理事)◆中原裕幸
編集後記
ニューズレター編集委員会編集代表者((社)海洋産業研究会常務理事)◆中原裕幸◆小峰氏によるライフセービング論考は読者に幅広の視点を提供してくれるが、競技としての内容にとどまらず「生命教育」としての意義を唱えて人を首肯させる。松岡氏による地球シミュレータに関するオピニオンは"ただの箱"に終わらせまいとする真摯な姿勢がにじみでる小論。願わくは「建設一生懸命、運用知らん振り」という悪しき傾向の好例とならないよう有意義で継続的な努力と応援を。
◆長尾氏の投稿は 「アクアポリスの教訓」(佐久田昌昭、No.32)に触発されてのもの。記載された例の他に、様々な事例に思いを巡らす読者も多いであろう。佐久田氏にも直接反響がかなり寄せられたようであるが、プロジェクトの将来を見通すこと、これは指摘の通りいつの時代でも至難の業で、思わずウームと改めて腕組みさせられるのではなかろうか。また、インフォーメーションでは、海も決して無縁ではありえないテロ対策関係と、海と海辺で何が起きているかの事例情報に関する件を紹介した。多くの関心を寄せていただければ幸い。
◆いささか旧聞に属するが、昨年末の12月30日付け朝日新聞で「お薦めの今年の3点」と題した20人の書評委員による恒例の特集が掲載されたが、そのなかで北岡伸一東大教授が最初の一冊に村田良平著「海洋をめぐる世界と日本」(成山堂書店、¥1,900)を掲げていた。『航海、造船、資源、海洋法、安全保障など、古代から現代まで様々な角度から論じて、すごく勉強になる。』と述べている。本誌新年号に同書の案内チラシを同封したのでお眼に止まった方も多いと思うが、海洋関係者必読の書としてオススメしたい。(了)
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- 読者からの投稿 海洋構造物に実りある未来を 海上交通システム研究会 副会長◆長尾實三
- インフォメーション 1 「交通とテロ対策」に関する交通担当大臣共同声明
- インフォメーション 2 沿岸域パブリックコメントの募集について
- 編集後記 ニューズレター編集代表 ((社)海洋産業研究会常務理事)◆中原裕幸