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笹川日中友好基金

日本の人間国宝が中国を訪問
中国の伝統工芸関係者と交流


2025.11.20
6分
 笹川日中友好基金は、中国の民間非営利団体である上海世久非物質文化遺産保護基金会と協力し、日中両国の伝統工芸文化の保持者・伝承者の相互訪問と交流活動を通じて相互理解を深め、日中文化交流と国民の親善促進に寄与する事業を実施しております。今年の5月に中国の伝統工芸文化の関係者たちが来日したのに続き、10月23日から10月30日にかけて日本の漆芸分野の人間国宝の方々をはじめ、正倉院の関係者や美術館の関係者および漆芸分野の専門家たちが中国を訪れました。一行は、上海で開催する無形文化財の保護に関する国際交流会に出席するほか、浙江省の良渚、湖北省の武漢市と荊州市、湖南省の長沙市を巡り、各地の博物館や文化財の修復機関、工芸関連施設を視察し、中国側の専門家たちと交流しました。

上海交流会に出席した日中関係者が記念撮影

日本側訪中団のメンバー

 今回の訪中交流に参加したのは、重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)の室瀬和美氏、夫人で工芸デザイナーの室瀬栄子氏、MOA美術館館長・箱根美術館長の内田篤呉氏、重要無形文化財「髹漆」保持者(人間国宝)の小森邦衛氏、正倉院事務所前所長の西川明彦氏、木漆芸家の本間健司氏、漆芸家漆芸類研究者の室瀬祐氏および笹川平和財団の萱島信子常務理事と事務局スタッフです。
 一行は10月23日に上海入りし、上海世久非物質文化遺産保護基金会の陳学栄理事長はじめ、基金会関係者に迎えられた後、まず上海博物館と東京国立博物館共催の「中国宋・元・明漆器珍品展」を見学しました。翌24日は、上海市内のグローバルホールで世久基金会主催の「2025上海世久無形文化遺産国際交流会」に参加し、正倉院事務所前所長の西川明彦氏が「正倉院と中国・唐代漆器―その保存と利活用」をテーマとした基調講演を行い、日本の人間国宝と中国の著名工芸家による座談会を開催しました。午後は、日中双方の漆芸家や漆の樹の栽培現場の技術者が交流を行いました。

交流会の会場風景

日中両国の漆芸作家が対話

 10月25日から30日にかけて浙江省と湖北省、湖南省を訪れました。浙江省では、杭州近郊の良渚博物館・良渚遺跡考古保護センターで5000年前の良渚文化の考古成果、浙江省博物館之江館で7000年前河姆渡文化の漆椀、蕭山跨湖橋遺跡博物館で8000年前の跨湖橋文化の漆弓などを視察し、中国における漆技術の起源と発展の歴史を確認しました。
 湖北省では、湖北省美術館での中日韓工芸作家の漆作品、湖北省博物館の漆器展や中国古代青銅器文化の編鐘と春秋戦国時代の越王勾践剣などを鑑賞しました。また、荊州市博物館や荊州文物保護センターでは、出土品を至近距離で観察する機会を得て、保存修復の現場を視察しました。
 湖南省では、古代沈没船「黒石号」から引き揚げられた唐代に長沙窯で焼きあがった陶磁器を見学し、唐代陶磁業の繁栄と海のシルクロードを経由して国際交易の広がりを実感しました。湖南省博物館では、漢代の馬王堆1号墓で出土したシルク製品、漆器、王族婦人のミイラなどを見学し、一行は保存技術の高さと文化の豊かさに感銘を受けました。10月30日、一行は訪中交流の日程を終え、北京経由で帰国しました。

上海博物館で開催中の「中国宋・元・明漆器珍品展」を見学

蕭山跨湖橋遺跡博物館を見学

荊州文物保護センターで出土された古代漆器の説明を受ける

湖南省長沙窯遺跡を見学

 笹川日中友好基金は、今後も日中両国の無形文化財保持者、無形文化財保護関連の事業に携わる両国の専門家の交流活動を企画・実施し、日中両国の文化交流と国民の親善促進に注力して参ります。


・笹川日中友好基金
・日中伝統工芸文化関係者交流Ⅲ
・中国伝統工芸文化関係者が来日
・震災復興へ想いをつなぐ日中交流  中国の無形文化財保護団体が輪島漆芸技術研修所に漆を寄贈
・日本の人間国宝が中国を訪問 中国の伝統工芸関係者と交流会
・中国伝統工芸文化関係者が来日
・書籍『日本の人間国宝・伝統工芸』刊行
笹川日中友好基金 北東アジア地域
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