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笹川日中友好基金

震災復興へ想いをつなぐ日中交流

中国の無形文化財保護団体が輪島漆芸技術研修所に漆を寄贈

コミュニケーション企画部広報課 山田環


2025.03.10
6分
 笹川平和財団(東京都港区、理事長・角南篤)は、3月3日(月)、昨年1月に能登半島地震により甚大な被害をうけた現地の伝統工芸関係者を支援するため、石川県立輪島漆芸技術研修所(以下輪島研修所)で寄贈品贈呈式を実施しました。本贈呈式は、笹川平和財団が2019年から中国の民間公益団体である上海世久非物質文化遺産保護基金会(中国・上海市、理事長:陳学栄、以下上海世久基金会)と進める「日中伝統工芸文化関係者交流」事業の一環で、当日は上海世久基金会の陳学栄理事長から漆などの寄贈が行われました。現在、日本国内で生産される国産漆の量はごくわずかであり、国内の漆器製造の多くは、中国をはじめとする海外から輸入された漆に依存しています。このたび、輪島漆芸の被災支援を目的として、関係者が直接中国の漆産地を訪れ、高品質な漆を選定・調達し、輪島へ届けました。
贈呈式参加者集合写真

贈呈式参加者集合写真

 輪島研修所は重要無形文化財保持者(人間国宝)の先生方から直接漆芸技術を学ぶことができる施設で、贈呈式には、漆芸家・重要無形文化財「蒔絵」保持者の室瀬和美氏と、漆芸家・重要無形文化財「沈金」保持者の山岸一男氏も参加しました。
 
 贈呈式の冒頭、漆芸家・重要無形文化財「髹(きゅう)漆(しつ)」保持者の小森邦博研修所所長は、「温かいご支援とご協力に心から感謝したい。いただいたご支援は研修所の事業に役立てていきたい」と謝意を述べました。漆芸はもともと中国から伝わり、日本人の勤勉さによって発展を遂げてきた技術と言えます。「その歴史を踏まえ、日中両国の皆様と手を取り合いながら、漆の文化を次世代へと受け継いでいきたい」と語りました。
 上海世久基金会は上海を拠点に、無形文化財の保護・支援活動を行っています。陳学栄理事長は、「震災のニュースを見て非常に心を痛めていた。室瀬先生、山岸先生にご助言いただき、今回ようやく訪問が実現し、皆様に直接お見舞いの気持ちを伝えられた。中日の伝統工芸の交流も、一代一代脈々と受け継がれていくべきもの。今回の交流を良いきっかけとし、今後も長く続けていきたい」と語りました。
 
 式の終わりに、輪島研修所へ留学し、漆芸の指導を受け、現在景徳鎮で活躍する若手漆芸家夫妻の範建軍氏と邸凡芝氏が選定した生漆や刷毛などの寄付品が披露されました。範氏からは、今回選んだ漆についての説明があり、関係者からは多くの質問があがるなど関心が集まりました。夫妻は「育ててもらった研修所に恩返しがしたいと考えていた。伝統工芸の発展と技術継承に少しでも貢献できれば」と語り、関係者からは感謝の声が寄せられました。
贈呈式の様子

贈呈式の様子

寄付品について説明する範建軍氏

寄付品について説明する範建軍氏

熱心に話を聞く輪島研修所関係者と人間国宝の室瀬氏、山岸氏

熱心に話を聞く輪島研修所関係者と人間国宝の室瀬氏、山岸氏

上海世久非物質文化遺産保護基金会からの寄付品

上海世久非物質文化遺産保護基金会からの寄付品

【日中伝統工芸文化関係者交流事業について】
伝統工芸を通じて日中両国の工芸文化の担い手が相互に訪問・交流し、理解を深めながら協力関係を築くことを目指しています。これにより、日中文化交流の促進に貢献するとともに、双方の伝統工芸産業の発展にもつなげていきます。
笹川日中友好基金
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