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第2グループ(平和構築支援担当)

【開催報告】Heard the Unheard: Remember Tak Bai 2004

笹川平和財団/シラパコーン大学(タイ)
2023.09.25
笹川平和財団平和構築支援グループは、タイのシラパコーン大学と共同で実施しているThe Deep South Museum and Archives' Initiativeプロジェクトの一環として展覧会「Heard the Unheard: Remember Tak Bai 2004」を開催しました。

The Deep South Museum and Archives' Initiative

The Deep South Museum and Archives' Initiativeは、美術館や博物館、公文書館は芸術や文化を楽しむ場としてのみでなく、民主化、インクルージョン、ポリフォニーのための空間でもあるという信念のもと、社会政治的な公共空間を提供しようとする画期的な試みです。タイ深南部での紛争は深刻さを増していますが、バンコクをはじめタイ深南部以外の多くの地域では紛争の存在すら知られていないことが問題視されています。紛争の解決には、タイ国内の人々がまずその存在を知り、解決に向けた後押しをすることが重要です。このプロジェクトでは、コレクション、展示、教育活動等によって、タイ深南部地域以外の人々にも紛争の状況を伝え、その記憶を保存・回復し、更には人々が不処罰の文化に立ち向かっていくための証拠を提供する事を目指しています。
 
展覧会初回はシラパコーン大学(タイ・バンコク)にて2023年3月9日から14日まで開催いたしました。この展覧会は、タクバイ事件[1]で死亡、行方不明、障害を負う等した最愛の人の人生や経験、記憶を展示するプロジェクトに賛同した17家族から提供された遺品や犠牲者に関する写真等に添えて17のストーリーを展示、加えてその他53家族からの証言を紹介することを通して、国家の不正義、暴力、不処罰の態度に疑問を呈しています。
また、併せて下記の企画も実施されました。
  • 映画「18 Years:Memories, Dream and Violence」上映会及び監督Prempapat Plittapolkranpim氏、深南部の若者代表Munin Yusuf氏とのディスカッション
 
  • タクバイ事件で被害を受けた3人の女性と、現在の政治紛争によって子供を失った2人の女性によるディスカッション
 
  • 映画「タクバイ」上映会及び映画監督Teerawat Rujenatham氏を迎えてのディスカッション
 
  • 編集者Kusra Mukdavijit氏、フィールドリサーチャーNikarema Hayeeniloh氏が登壇した書籍『Tak Bai 2004: Taste of Memories』刊行イベント
 
来場者は延べ約400名を数え、その大半は大学生でした。7つの報道機関も取材に訪れ、タイ国内の様々なメディアに取り上げられる等、若者を中心にこの問題に対する関心の高さが伺えます。本展覧会は多くの人々からの要請を受け、本年9月にはタマサート大学(バンコク)、10月には事件が起きたタクバイ地域にても開催される予定です。
笹川平和財団は、タイ深南部での紛争解決に向け、これからも様々な取り組みを進めてまいります。
 

 
[1] タクバイ事件:2004年10月にナラティワート県のタクバイ郡で起きた事件。デモに参加して身柄を拘束された住民78人がトラック移送中に窒息死したという事件で、人権を無視したタイ当局への強い非難が巻き起こった。今日まで公式に処罰を受けた者はおらず、犠牲者への補償もなされていない。
 
 
タイ深南部紛争の概要と背景についてはこちらをご覧ください。
「タイ深南部紛争の概要と背景」 堀場明子
https://www.spf.org/apbi/news/t_140123.html
 
当展覧会に関するBangkok Postによる記事(英語)は下記です。
https://www.bangkokpost.com/opinion/opinion/2617853/lets-remember-our-difficult-history
 


平和構築支援グループのサテライトサイト:『アジア平和構築イニシアティブ』(Asia Peacebuilding Initiatives:APBI)では、本記事で紹介したタイ深南部をはじめ、アジアの紛争、平和構築について紹介しています。
ぜひご覧ください。
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