Ocean Newsletter

オーシャンニューズレター

第55号(2002.11.20発行)

第55号(2002.11.20 発行)

編集後記

ニューズレター編集委員会編集代表者 ((社)海洋産業研究会常務理事)◆中原裕幸

◆ペルシャ湾それともアラビア湾?日本海の名称問題がメディアに取り上げられた時、同じような問題が世界にもあることを読者諸氏も思い出されたのでは。しかも東シナ海、南シナ海という名称の海もあるぞ、等々。青山ペーパーで改めて日本海の名前の由来をたぐることができた。外務省でも10月2日付文書で関係省庁に対して、世界60カ国以上の地図392枚を調査して97%以上が「日本海」という呼称を単独使用しており「東海」の単独呼称は皆無であったことを記して「日本海」の呼称の励行を要請し、これを関係方面へ周知しているところである。

◆NHKの番組に「課外授業」というのがある。ご存知の方も多いだろうが、様々な分野の専門家が出身の小中学校で授業をする様子が丹念に描かれる。澤山ペーパーはその船長さんバージョンといえる。読んでいて例外なく微笑ましい印象を持たれるのでは。海運のみならず造船、海洋土木、漁業、環境調査、潜水バージョン等々も是非期待したい。

◆1998年からそんなにおもしろいロボコンをやっていたなんて、というのが共通の認識ではなかろうか。小山氏による読者投稿、ペットボトルや空き缶収集の水陸両用型とか水陸分離型ですって?アメリカにも高校・大学生によるROV(遠隔操作型海中ロボット)の全国コンテストがあるが、わが国産業界や学界、研究機関の海洋技術者の皆さんもお手本を示すべく頑張っていただきたいと願う次第。新技術は新産業、新市場の産みの親になりうるはずですから。 (了)

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