新しい男性の役割に関する提言
2020年度事業
所属 | アジア事業グループ |
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実施者 | 笹川平和財団 |
年数 | 3年継続事業の3年目 |
事業形態 | 自主事業 |
事業費 | ¥20,000,000 |
事業概要
本事業の目的は、日本を含むアジア地域において、ジェンダー平等社会を実現するための男性の役割について検討し、効果的な男性政策を提案することです。これまで、「ケアする男性性(caring masculinity)」という概念を導きの糸として、日本やソウル、台北、上海、香港の男性にアンケート調査を行い、データ分析を行ってきました。その結果、男性が半ば無意識的な適応戦略として、新しい状況に合わせて「男らしさ」を柔軟に変容させている可能性が示唆されています。こうした調査結果を踏まえ、今後は効果的で地域の実情に即した、男性を対象とした事業や政策を提案していく予定です。
担当研究員
植田 晃博
活動報告
【研究員レポート】プロジェクト振り返り(前編)~第5次男女共同参画基本計画発表を前に~
「新しい男性の役割に関する提言」事業は、第5次男女共同参画基本計画(以下、第5次計画と略)などに、男性を対象とした効果的な政策やプログラムをインプットすることを目的としたプロジェクトで、3年前に開始しました。この事業は、私が財団に入って初めて事業開発から手掛けたプロジェクトで、強い思い入れがあります。基本計画というのは、1999年に施行された男女共同参画社会基本法に基づいて政府の施策の基本方針と具体的な取組みを定める計画で、5年ごとに改定されます。今、第4次計画が施行されていますが、ついに今月、第5次計画が閣議決定される見通しとなりました。今からソワソワしています。今回のレポートでは、第5次計画発表を前に、これまでの取組みを振り返りたいと思います。
「新しい男性の役割に関する提言」事業は、第5次男女共同参画基本計画(以下、第5次計画と略)などに、男性を対象とした効果的な政策やプログラムをインプットすることを目的としたプロジェクトで、3年前に開始しました。この事業は、私が財団に入って初めて事業開発から手掛けたプロジェクトで、強い思い入れがあります。基本計画というのは、1999年に施行された男女共同参画社会基本法に基づいて政府の施策の基本方針と具体的な取組みを定める計画で、5年ごとに改定されます。今、第4次計画が施行されていますが、ついに今月、第5次計画が閣議決定される見通しとなりました。今からソワソワしています。今回のレポートでは、第5次計画発表を前に、これまでの取組みを振り返りたいと思います。