総括・交流グループセミナー

現実的な対中戦略に向けて　防衛と経済安全保障を視野に

主催：笹川平和財団

　笹川平和財団では、2020年度より、「現実的な対中戦略構築」事業を立ち上げ、インド太平洋地域の安定と経済的な繁栄を維持しつつ、中国を国際秩序とルール遵守の方向に効果的に誘導するために、日米による現実的で効果的な戦略を構築するための提言事業を運営しています。2021年度には、日米の安全保障と経済の専門家がオンラインで研究会を重ね、中国の内政および経済と今後の展望、機微技術の輸出管理、東アジア地域の安全保障環境、日米同盟協力の課題などをテーマに議論してきました。来年度の政策提言に向けて、プロジェクト参加者が問題意識を基に現状分析をワーキングペーパーとしてまとめました。この度、ワーキングペーパーの発表とあわせて、現状の分析と将来の課題について議論します。

　多くの皆様のご参加をお待ちしております。　

[参考情報（国際情報ネットワーク分析 IINAより）]
【現実的な対中戦略構築事業ワーキングペーパー Vol.1】
台湾有事における日米共同 − 日本はどう準備・対応すべきか？ −　
中村進（笹川平和財団客員研究員、慶應義塾大学 SFC研究所上席所員）

【現実的な対中戦略構築事業ワーキングペーパー Vol.2】
「対中同盟」としての日米同盟 − 何がなされるべきか、何を避けねばならないか −
神谷万丈（防衛大学校総合安全保障研究科教授）

【現実的な対中戦略構築事業ワーキングペーパー Vol.3】
中国との競争において日米の共通する戦略的利益と合理性とは？
渡部恒雄（笹川平和財団上席研究員）

【現実的な対中戦略構築事業ワーキングペーパー Vol.4】
「インド太平洋」対「一帯一路」の戦略地政学と日本の役割 [1]
山口昇（笹川平和財団客員研究員）

【“Shaping the Pragmatic and Effective Strategy Toward China” project: Working Paper Vol.1】"Toward a U.S.-Japan Digital Alliance"
Dr. Mireya Solis (Director and Senior Fellow, Center for East Asia Policy Studies, The Brookings Institution)

※ワーキングペーパーは随時、国際情報ネットワーク分析IINAにて日本語および英語で掲載していきます。

事務局: 笹川平和財団　安全保障研究グループ
E-mail: anpo-event@spf.or.jp
Tel: 03-5157-5209

※取材についてのお問い合わせはコミュニケーション企画部広報課へお願いいたします。
E-mail: spfpr@spf.or.jp
Tel: 03-5157-5389

プログラム

10:00	開催挨拶茶野順子（笹川平和財団常務理事）
10:05	講演（発表順、敬称略）渡部恒雄：事業説明、ワーキングペーパーについて <第一部：安全保障> 小嶋氏、E. Heginbotham氏、N. Szechenyi氏 <第二部：経済安全保障> M. Solis氏、J. Schoff氏、佐藤氏、津上氏
11:15	パネルディスカッション
11:45	質疑応答
12:00	閉会

講演者

小嶋華津子

慶應義塾大学教授

講演者

佐藤丙午

拓殖大学教授

講演者

津上俊哉

津上工作室代表

講演者

渡部　恒雄

公益財団法人笹川平和財団上席研究員

講演者

Eric Heginbotham

Principal Research Scientist, Center for International Studies, MIT

講演者

James Schoff

Senior Director, Sasakawa Peace Foundation USA

講演者

Mireya Solis

Director and Senior Fellow, Center for East Asia Policy Studies, The Brookings Institution

講演者

Nicholas Szechenyi

Deputy Director and Senior Fellow, Japan Chair, CSIS

関連リンク

現実的な対中戦略構築事業ページ
https://www.spf.org/security/programs/V20200172.html

国際情報ネットワーク分析 IINAの詳細について
https://www.spf.org/iina/index.php

11月

09日

2021