
政策提言「防衛力における人的基盤の強化にむけて」
笹川平和財団では2024年4月、安全保障に係る政策立案・実務における有識者をメンバーとして「安全保障戦略のあり方研究会」を立ち上げ、防衛力の人的基盤強化に向けて、第三者の視点を活かした既存の枠組みにとらわれない大胆な発想で検討を行って参りました。この度、政策提言「防衛力における人的基盤の強化にむけて」を公表します。
「防衛外交とは何か―平時における軍事力の役割」の発行
当財団の「日本の防衛外交」事業(2019-)では、この度、これまでの各国事例分析や研究を踏まえ、安全保障研究グループ西田一平太(主任研究員)・渡部恒雄(上席研究員)が著した「「防衛外交とは何か―平時における軍事力の役割」(全22ページ)を発行しました。本書では、日本で「安全保障協力」「防衛交流・防衛協力」と称される活動、すなわち防衛当局や軍(自衛隊)による対外協力および関与について「防衛外交(defence diplomacy)」として定義し、今日的な意義の解説とともに、その目的や活動内容・担い手、留意点などについて概説しています。
カテゴリー区分 | 報告書 |
著者/編者 | 西田 一平太 渡部 恒雄 |
発行 | 2021.03 |
目次 | はじめに I 防衛外交の歴史的経緯 (1)冷戦後の防衛外交の進展 (2)冷戦期を通じて形成された防衛外交の下地 (3)防衛外交の今日的な意義 Ⅱ 防衛外交の定義・概要 (1)防衛外交の「定義」 (2)防衛外交の「目的」 (3)防衛外交の「活動内容・段階」 (4)防衛外交の「担い手」 Ⅲ 防衛外交の留意点 (1)有効性について (2)防衛任務とのバランス (3)戦略的コミュニケーション (4)要員について 結びにかえて――今後日本がすべきこと |
※掲載論文の見解は執筆者個人のものであり、所属機関および笹川平和財団の見解を代表するものではありません。