海洋政策研究財団では、昨年に引き続き、「海洋白書2010」を刊行いたしました。わが国の海洋問題の総合的・横断的取り組みに資するため、多方面にわたる海洋・沿岸域に関する出来事や活動を「海洋の総合的管理」の視点に立って分野横断的に整理・分析し、とりまとめております。とくに今回の白書第1部では、海洋基本法が掲げる基本的施策の中から5つのテーマに焦点を当て、その現状、今後の課題などを特集しております。海洋の様々な分野への取り組みが活性化してきている今、海洋に関心を寄せる皆様にぜひ一読をお勧めします。
■『海洋白書2010』発行:(株)成山堂書店定価:2,100円(税込)ISBN978-4-88404-231-8
第1部 新たな「海洋立国」の実現に向けて気候変動と海洋/わが国の管轄海域における海洋資源の開発・利用の推進/海洋技術の発展を通じた新たな海洋立国/海洋の安全確保および海上輸送確保/海洋調査の推進と海洋情報の整備
第2部 日本の動き、世界の動き海洋・沿岸域の各分野のこの1年間余の内外の動きを日誌形式でわかりやすく整理、掲載
第3部 参考にしたい資料・データ海洋エネルギー・鉱物資源開発計画/「新たな海洋立国の実現」に関する提言/海賊行為の処罰および海賊行為への対処に関する法律/海岸漂着物処理推進法/第4期科学技術基本計画に向けた海洋科学技術の重要事項について/海洋管理のための離島の保全・管理のあり方に関する基本方針(案)/米国 省庁間海洋政策タスク・フォース中間報告/中華人民共和国海島保護法
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