ようやく創刊に漕ぎつけた。編集代表者の一人となって、このように大掛かりなニューズレターを誕生させるという、自らの非才を省みない大それた試みに加担してしまった今、T.S.エリオットの"Whatwe call the beginning is often the endAnd to make an end is to make abeginning. The end is where we startedfrom."というFourQuartetsの一節が念頭からはなれない。人と海洋の共生を目指す総合的な議論の場の提供という、私たちの到達すべきところが、橋口、濱田、寺島各氏のオピニオンで構成した創刊号に、それなりに具現化しえたのだろうか。これからは、スタッフ一同、固唾を飲んで読者の反応を待つ日々が始まる。いずれにせよ、つくり手を離れたすべての作品は読者のものとなる。われわれの企図に、さまざまな読者からのご指導、ご鞭撻、ご支援をお願いしたい。なお、今後、この編集後記は来生と中原が交代で執筆する予定である。(了)