笹川日中友好基金
笹川日中友好基金
中国から環境問題の専門家を招へい
日本側有識者と気候変動対策について対話
2024.03.25

日中気候変動対話会議(3月12日、笹川平和財団国際会議場)
笹川平和財団笹川日中友好基金は、3月10日から15日までの期間中に、中国の環境問題の専門家一行7名からなる訪日団を招へいし、日本側有識者と気候変動対策をテーマに対話会議を開催しました。
訪日団は、中国政府の国家炭素市場など重要なプロジェクトのデザインをリードする清華大学エネルギー環境経済研究所所長の張希良教授をはじめ、政策研究機関、グリーン金融や石油化学など関連企業の経営責任者、カーボンプライシング専門のサービスを提供するコンサルティング会社の責任者、環境問題の国際協力を促進する交流団体の実務者によって構成されました。
3月12日、訪日団一行は笹川平和財団の国際会議場にて、日本側有識者と笹川日中友好基金が主催する「脱炭素を目指す国際社会における日本と中国の取組み」と題する対話会議に出席しました。会議で両国の専門家は、自国の環境変動政策、就中カーボンプライシング政策、炭素市場形成の現状、気候ファイナンスの発展、地域や企業の努力、日中及び世界各国の環境協力の課題と展望など、幅広いテーマについて活発な情報と意見の交換を行いました。対話会議終了後の懇親会では、参加者たちは自由な雰囲気の中で理解と親交を深め、今後の協力に向けたネットワークを構築しました。
気候変動対策をめぐる対話のほかに、訪日団は地球環境戦略研究機関、地球環境産業技術研究機構を訪問し、脱炭素社会を実現するために行われている政策研究や環境技術開発の状況を視察し、関連分野の専門家と交流しました。また、大阪では2025年日本国際博覧会協会を訪問し、来年開催される大阪万博のグリーンビジョンについて担当責任者から説明を受け、2010年に開催された上海万博の環境対策と対比しながら、大型イベントのCO2削減計画に見られる進展などについて意見を交わしました。
訪日団は、中国政府の国家炭素市場など重要なプロジェクトのデザインをリードする清華大学エネルギー環境経済研究所所長の張希良教授をはじめ、政策研究機関、グリーン金融や石油化学など関連企業の経営責任者、カーボンプライシング専門のサービスを提供するコンサルティング会社の責任者、環境問題の国際協力を促進する交流団体の実務者によって構成されました。
3月12日、訪日団一行は笹川平和財団の国際会議場にて、日本側有識者と笹川日中友好基金が主催する「脱炭素を目指す国際社会における日本と中国の取組み」と題する対話会議に出席しました。会議で両国の専門家は、自国の環境変動政策、就中カーボンプライシング政策、炭素市場形成の現状、気候ファイナンスの発展、地域や企業の努力、日中及び世界各国の環境協力の課題と展望など、幅広いテーマについて活発な情報と意見の交換を行いました。対話会議終了後の懇親会では、参加者たちは自由な雰囲気の中で理解と親交を深め、今後の協力に向けたネットワークを構築しました。
気候変動対策をめぐる対話のほかに、訪日団は地球環境戦略研究機関、地球環境産業技術研究機構を訪問し、脱炭素社会を実現するために行われている政策研究や環境技術開発の状況を視察し、関連分野の専門家と交流しました。また、大阪では2025年日本国際博覧会協会を訪問し、来年開催される大阪万博のグリーンビジョンについて担当責任者から説明を受け、2010年に開催された上海万博の環境対策と対比しながら、大型イベントのCO2削減計画に見られる進展などについて意見を交わしました。
気候変動分野の専門家の招へいと日中交流の実施は、笹川日中友好基金にとっても初めての試みです。今後は関連分野のニーズに合わせて、日中双方を裨益する交流事業を開発するとともに、その他の幅広い分野からも中国の有識者・専門家を招へいして日本側との交流を実施して参りたいと考えています。