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フィジー新型コロナウイルス新規感染791人、3人死亡
(2021年7月8日、FIJI TIMES/PACNEWS)
抄訳
7月7日水曜日、フィジーは新型コロナウイルス新規感染者791人、うち死者3人を記録した。
同国保健・医療サービス省次官のフォン博士は、死亡した3人について説明を行った。
1人目は、ラミ在住の61歳男性。深刻な呼吸器系疾患により植民地戦争記念病院(CWMH, ※首都スバにあり中央病院にあたる)に運ばれたが、翌日亡くなった。ワクチン未接種であった。
2人目は、ライワンガ在住の75歳男性。植民地戦争記念病院に運ばれたが死亡が確認された。新型コロナウイルスの症状があり、5日間自宅で療養していた。ワクチン未接種であった。
3人目は、トーラック在住の67歳男性。1週間ほど新型コロナウイルスの症状が続いているのと連絡を受け、保健・資料サービス省対応チームが自宅を訪問し、植民地戦争記念病院に搬送した。入院11日で亡くなった。1回目のワクチンは接種済みだったが、2回目はまだ摂取していなかった。
7月8日現在、フィジーの新型コロナウイルスによる推計死者数は42人であるが、そのうち40名が4月以降の感染爆発の期間に死亡している。
フォン博士によれば、42名とは別に、陽性であった19名が死亡しているが、死因は新型コロナウイルス感染以前に生じていた深刻な病状によるものであった。さらに3名が新型コロナウイルス陽性で死亡しているが、担当医により死因は新型コロナウイルスではなく、感染以前から有していた病気によるものと判断された。
現在、フィジーは1日あたり3,420件、人口1,000人あたり3.9件の検査を実施しているが、フォン博士によれば、陽性率は12.5%を記録しさらに上昇する傾向にあり、今後も1日の感染者数は上昇を続け、治療が必要な人々が増え、さらに死者が増えると予想されている。
7月6日現在、フィジーでは対象者の56%(329,837人)が1回目のワクチン接種を終え、9.7% (56,974人)が2回目を終えている。
(訳:塩澤英之主任研究員)
コメント
前回、6月18日にフィジーにおける新型コロナウイルス感染爆発と懸念を書きましたが(
https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/20210504-1.html
)、2週間ほど経過した現在、状況はさらに悪化しています。
新規感染者数および死亡数の推移は次のとおりです。
5/14 1
6/3 28 累計死者数4
6/8 94
6/13 105
6/18 115 累計死者数6
6/23 279
6/29 312 累計死者数21
7/4 522 累計死者数30
7/6 636 累計死者数39、同日死亡6
7/7 791 累計死者数42、同日死亡3
(※7/7現在、累計感染者数7,940人、うち4月以降7,870人)
人口約90万人、首都のあるビチレブ島の人口約60万人の国ですから、東京に置き換えれば一日当たり8000人以上が感染している割合になります。
パプアニューギニアでは、累計感染者数約17,000人に対し約1%の約170人が亡くなっています。現状、フィジーではこの割合がその半分、約0.5%となっていますが、フィジー政府はこの割合をどこまで抑えられるか注目していると考えられます。
上記記事でフォン次官が述べているポイントの一つはワクチン接種の重要性です。昨日亡くなった3名のうち2名はワクチン未接種でした。1名はワクチンを1回接種しており1週間ほどの自宅療養、11日間の入院を経て亡くなりました。
フィジーでは感染拡大という観点では手に負えない状況であり、ワクチン2回接種により死亡率を抑えることが最大の対処方法のように見えます。フィジー政府としては、さらに住民の不安感の軽減、正確な情報発信と誤情報への対応、深刻さを増す財政危機・経済危機への対応などが必要であり、困難な局面が続くことになります。
(塩澤英之主任研究員)
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