Ocean Newsletter

オーシャンニューズレター

第8号(2000.12.05発行)

第8号(2000.12.05 発行)

編集後記

ニューズレター編集委員会編集代表者((社)海洋産業研究会常務理事)◆中原裕幸

◆「福岡教授のオピニオンは、国際的なボランティア活動にまつわるボトルネックの指摘とその解決策の提案として傾聴に値しよう。来生教授の漁業権についてのオピニオンは、わが国の海洋利用の根幹に関わる問題提起である。明治8年の「海面官有宣言」と利用料徴収制度が従前の慣習への復帰でわずか1年であえなく崩壊した歴史があるが、譲渡可能な権利への改革案ともども、これを機に大いなる議論への発展を願う。石塚氏は、現職公務員として自らの実体験にもとづく情報開示、説明責任について率直な考えを示している。投稿に感謝。

◆「テクノ・オーシャン2000」が、去る11月9-11日に神戸で開催され、シンポジウムに約460名、見本市・学術団体展に約15,900名と、前回を大幅に上回る成功を収めて終了した。講演会、セミナー、海洋調査船の一般公開等11件の併催行事も大盛況。次回は「TECHNO-OCEAN/PACON2002」として開催。次々回は、アメリカ・ベースの世界最大級の海洋コンベンションであるOCEANSとの同時開催で「OCEANS/TECHNO-OCEAN2004」となる予定。わが国海洋関連諸活動の新世紀における一層の活性化と国際化を期待したい。(了)

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