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第586号(2025.01.05発行)
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編集後記
(公財)笹川平和財団理事長◆角南 篤
◆新年明けましておめでとうございます。本年が皆さんにとって実り多い一年であることをお祈り申し上げます。
◆2024年11月に開催された国連気候変動枠組条約締約国会議(UNFCCC-COP)では、気候資金に関する新規合同数値目標(NCQG)の合意、クレジット・メカニズム細則の完成などパリ協定の実施に向けて着実な進展が見られた。一方で、先進国と途上国の間の大きな溝の存在もあらためて浮き彫りになった。米国大統領選挙も含め国際社会が大きく揺れ動く中、気候変動という地球規模課題に対して誰がリーダーシップを取り、どのように国際協力が進められていくのか。新年第一号となる本号においては、今後の厳しい国際情勢の中で気候変動問題の行方を見つめ、解決策を模索するための記事を取り上げることとした。
◆川井氏からは、近年注目が高まるブルーカーボンについて、同じく期待が高まる洋上風力発電施設とのシナジーや、養殖対象種(バイオリソース)選定の重要性に対する提言がなされた。また、横木氏は、海面上昇に対して科学的エビデンスに基づく浸水予測と適応策の検討を行うことの重要性、ならびに具体的な防護策について、気候モデル・シナリオを用いた定量的な解析結果を根拠としつつ提案する。これらの記事からは、喫緊の課題である気候変動緩和・適応策の検討において、科学的知見を蓄積すること、そしてそれを政策決定の場に届けることの重要性が実感できる。
◆当研究所藤井主任の記事はUNFCCC制度の下での「海洋」という切り口について議論を展開する。海洋コミュニティの精力的な活動により海洋への注目は高まっている一方、その重要性に対して世界で十分な議論がなされているとは言い難い。海洋が国際アジェンダのより中央に据えられるよう、継続的な取り組みが期待される。
◆「コンピュータの父」「悪魔の頭脳」と呼ばれたジョン・フォン・ノイマンは、気候変動という言葉すら存在しなかった20世紀半ば、「気象や気候の問題は核の脅威やその他の戦争より、すべての国の関心を一つにするだろう」と予想した。半世紀以上前になされたこの予想があまりにも正しいことを、私たちは畏れとともに目の当たりにしている。しかし、フォン・ノイマンが述べた「すべての国の関心が1つになること」は、「すべての国が協力すること」とは大きく異なる。(公財)笹川平和財団が掲げる「地球上の多様な問題の解決」、「世界の平和と安全の実現」、そして「新たな海洋ガバナンスの確立」という3つのミッションステートメントにまたがるのが、気候変動という課題である。民間財団ならではの発想とネットワークを生かし、国際協力の進展に貢献していきたい。(理事長 角南 篤)
第586号(2025.01.05発行)のその他の記事
国連気候変動枠組条約制度における海洋コミュニティの役割
(公財)笹川平和財団海洋政策研究所主任◆藤井麻衣
海面上昇による日本の浸水予測と適応策
茨城大学工学部都市システム工学科教授◆横木裕宗
ブルーカーボンとしての海藻養殖とバイオリソース
神戸大学内海域環境教育研究センター特命教授◆川井浩史
編集後記
(公財)笹川平和財団理事長◆角南 篤
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