前海洋政策研究所所長寺島紘士氏による本書は、わが国の海洋ガバナンスの萌芽より、海洋政策研究所の設立、そして海洋の関係者がその相互の連携協働や意思決定により、社会規範や制度を形成・強化・再構築し、ついには海洋基本法制定に至るまでの過程と、その後の国際的発展を現場に立ち会った人ならではの視線で活写しています。今後、海洋ガバナンスにどのように対処していくべきかを考える上で多くの示唆に富んでいます。海洋について関心のある多くの方々に本書をお読みいただけますと幸いです。
第一章 海洋ガバナンスの夜明け第二章 海洋ガバナンスに取り組む第三章 『二一世紀の海洋政策への提言』から海洋基本法制定へ第四章 海洋ガバナンスに世界とともに取り組む第五章 海洋ガバナンスへの探求―海に魅せられてあとがき 海洋ガバナンスにともに取り組んできた皆さんに感謝
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