【開催報告】第6回イラン短期研修(2024年2月)
アジア・イスラム事業グループでは、イラン外務省付属の大学院大学である国際関係学院(School of International Relations、以下SIR)との共催で、日本人大学生のイラン短期研修を実施しています。2024年2月10日~2月22日の現地10泊の日程で、公募で選抜された9名の学生が、テヘラン、エスファハーン、ヴァルザネ、カーシャーンでの4都市のプログラムに参加しました。
エブテカ―ル副大統領
当財団とイラン女性・家庭環境担当副大統領室は、2017 年 9 月より「女性の起業家支援」をテーマに日本とイラン両国の専門家による共同研究を行ってきました。今回の国際ワークショップでは、両国の専門家5名(日本から3名、イランから2名)による成果報告を発表しました。
会場には在イラン日本国大使館の小林特命全権大使、イラン女性・家庭環境担当副大統領室よりエブテカ―ル副大統領、イラン外務省よりデフガーニー外務次官、ナザルアハリ局長(元駐日イラン・イスラム共和国大使)、ブルージェルディー国立図書館長に臨席いただきました。
キーノートスピーチでエブテカ―ル副大統領は、「イランは女性の進学率が大変高く、工学系を除く大学生のうち六割は女性が占めている。これはイランの女性たちの努力と将来への意欲を示すものであり、私たちは女性たちの意欲に応える必要がある。笹川平和財団の協力による日本とイランの女性起業家の支援に関する取り組みは、女性のスキルアップ、環境分野において相互協力が期待できると考える。このような取り組みは両国の女性にとって必ず重要な意味を持つことになる。」と述べられました。