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D&I(職員の声)

多様性に富んだ環境で学んだことを活かし、母国と日本の懸け橋へ

海洋政策研究所 海洋政策研究部 研究員
黄 俊揚(コウ・マイケル)


2021.03.03
7分

ご自身について教えてください。

海洋政策研究所 海洋政策研究部 研究員 黄 俊揚(コウ・マイケル)
 私は台湾の台東県出身です。台東県は島の東南、太平洋側にあることから、古くから多民族が共存する土地です。
 特に私の通っていた学校では先住民族の子どもたちがともに学び、彼らはそれぞれの民族の衣装を身に付け、母語を話していたので、日常的に5種類ぐらいの言語が飛び交っていました。そのような環境で育ったので、多様性には小さなころから慣れ親しんできました。
 日本に興味を持ったのは、アニメなどではなく、織田信長の自由奔放な楽市楽座と国際交流の発想に感銘を受けたことがきっかけです。次第に歴史とお城に興味を持ち始め、いつか日本に住んで城巡りや歴史的名所を訪れたいと思うようになりました。
 大学院修了後25歳の時に、晴れて日本の国費奨学金を得て来日留学し、政策研究大学院大学(GRIPS)にて経済学博士課程を履修しました。GRIPSの学生は約7割が世界100か国から集まっており、公用語は英語でした。母国では官僚をしていたという仲間も多かったです。ここでもイスラム文化、アフリカ文化、ヨーロッパ文化など多様性に富んだ環境に恵まれていたように思います。
 ちなみに私は日本語を語学学校で学んだことはありません。台湾にいる時から日本の大河ドラマを通して日本語に触れ、来日してからは、日本文化・歴史を留学生に紹介する授業が週に1時間あり、そこで習得しました。さらに、「飲みニケーション」のおかげで日本の心得も鍛えることができました。(笑)

笹川平和財団で働き始めたきっかけは何ですか?

 GRIPSで修了後、博士研究員として科学技術イノベーション政策分析を担いました。2018年、台湾に海洋事務を総合管理する省庁と国家研究院の設立を知った時に、自分が学んだことを活かしつつ、国家間レベルで日本と台湾の懸け橋になりたいと思うようになりました。
 日本の国費で留学していたため、日本へ恩返しをしながら台湾へ貢献したいという両側面の使命感が生まれました。そして、日本にいながらその使命を全うすることこそが、経済学者としての力を一番発揮でき、相互理解を深められる環境であると感じていました。
 そのような使命感に満ち溢れていた時に出会ったのが笹川平和財団海洋政策研究所です。日本と台湾は海洋に接しているという地形的背景より、様々な学術分野と政策研究において運命共同体になり得ると確信しました。また、当財団は国連ハイレベルパネル(持続可能な海洋経済の構築に向けたハイレベルパネル)へのアドバイザリーネットワーク参加も行っているので、そのプラットフォームを使って国連レベルで貢献できるという点に魅力を感じ、ここで働こうと決意しました。

現在はどのような仕事をしていますか?

海洋政策研究所 海洋政策研究部 研究員 黄 俊揚(コウ・マイケル)
 専門のブルーファイナンス、ブルーエコノミー分野を活かし、ESG(環境・社会・ガバナンス)とインパクト投資に対して、定量的な手法で分析し政策提言をしています。具体的には、利益追求のためではなく、環境保全(二酸化炭素削減のための海藻を植えるなどの取り組み)のために、どう効率的に資金調達できるか、知見やノウハウを必要としている島嶼国のために、ガイドラインやマニュアルを作ったりしています。特に発展途上国に対して、海洋発展のために、いくら必要でどう調達するか、どのように開発銀行と交渉するかなどのアイデアを提供しています。
 2019年は合計で20回の海外出張に赴き、主に、ブルーファイナンスの認知度向上のために、学会や経済フォーラムなどで発表を多数行いました。APEC海洋エネルギー会議で、ファイナンシング手法の開発が重要提言として採択されたこともあります。2020年はコロナ禍でほぼ国内にいますが、前年の出張で得た経験や知見をまとめて、学術誌に論文を投稿するなどしてオンライン学術連携に努めました。

ダイバーシティ&インクルージョンという観点から、笹川平和財団に期待することは何ですか?

 私の所属する海洋政策研究所(OPRI)は国際色が豊かで、特にプロジェクトチーム内で使用する言語の9割が英語のため、研究アイデアや提言にも素直に交流でき、非常に恵まれた環境だと実感しています。
 OPRIは既に多様性に溢れており、働くうえで違和感はほとんどありません。日本語と英語が併記されている内部向けの公式アナウンスも増えており、国際化を進めるうえで、斬新で革新的な組織・制度設計は素晴らしいと思います。
 笹川平和財団全体としては、国籍・言語に関わらず、誰でも組織や社会に貢献できるという実感を持てるようになってほしいです。立場や部署を問わず、シンクタンクとして、皆がアイデアなどを自由に発言できる場がもっと増えたら良いと思っています。多国籍な環境こそ、多様性を備えた当財団の知見や成果を深化させます。そのうえで、世界のあらゆるセクターへ届けることを目的とした、充分な議論がなされることが重要だと感じています。
 このような取り組みが長期的に見て、当財団のみならず地球規模の持続可能な課題解決のために必要であると私は信じています。
 
マイケルさんの活躍についてはこちら;
https://www.spf.org/publications/spfnow/0069.html

 
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