第1グループ(戦略対話・交流促進担当)
第1グループ(戦略対話・交流促進担当)
【共催報告】第5回 日印知的コンクラーベ「絆 ~Kizuna~」
公開日:2025.2.20
最終更新日:2025.2.20
最終更新日:2025.2.20
2025年2月6日と7日の2日間、インド北東部のアッサム州グワハティで開催された第5回日印知的コンクラーベ「絆 ~Kizuna~」(以下、「同会合」)を共催すると共に、山田美樹元衆議院議員(元環境副大臣)と当財団の安達一常務理事以下、第1グループの役職員が参加しました。
同会合はメガラヤ州シーロンに拠点を置くインドの民間財団Asian Confluenceが主催し、在インド日本国大使館やインド外務省などの後援により、インド北東部とベンガル地域の社会経済の総合開発を産官学による国際協調により促進するための機会として実施されています。当財団は昨年度の第4回会合より共催者として参加しています。
同会合は、「変革のためのエコシステムの共創: テクノロジー、教育、ロジスティクス(Co-Creating Ecosystems for Change: Technology, Education, Logistics)」と題し、インド、バングラデシュ、日本の3か国から政治家や外務省などの行政官、政府機関および民間企業関係者約140名が参加しました。同会合では、在インド日本国大使館の小野大使による開会挨拶のほか、アッサム州首相のヒマンタ・ビスワ・サルマ氏およびメガラヤ州首相コンラド・サングマ氏による基調講演が行われました。
プログラムの一環として、国際協力銀行のアレンジの下、地元農家と連携してバイオマス用の竹を栽培しているプランテーションを視察しました。インド北東部は竹栽培で有名な地域であり、ここで栽培している竹からバイオエタノールを精製しています。併せて、インドの財閥であるタタグループによって建設が予定されている半導体後工程の建設予定地を訪問しました。現地では今後一帯をスマートシティとして、街づくりを計画しています。
同会合はメガラヤ州シーロンに拠点を置くインドの民間財団Asian Confluenceが主催し、在インド日本国大使館やインド外務省などの後援により、インド北東部とベンガル地域の社会経済の総合開発を産官学による国際協調により促進するための機会として実施されています。当財団は昨年度の第4回会合より共催者として参加しています。
同会合は、「変革のためのエコシステムの共創: テクノロジー、教育、ロジスティクス(Co-Creating Ecosystems for Change: Technology, Education, Logistics)」と題し、インド、バングラデシュ、日本の3か国から政治家や外務省などの行政官、政府機関および民間企業関係者約140名が参加しました。同会合では、在インド日本国大使館の小野大使による開会挨拶のほか、アッサム州首相のヒマンタ・ビスワ・サルマ氏およびメガラヤ州首相コンラド・サングマ氏による基調講演が行われました。
プログラムの一環として、国際協力銀行のアレンジの下、地元農家と連携してバイオマス用の竹を栽培しているプランテーションを視察しました。インド北東部は竹栽培で有名な地域であり、ここで栽培している竹からバイオエタノールを精製しています。併せて、インドの財閥であるタタグループによって建設が予定されている半導体後工程の建設予定地を訪問しました。現地では今後一帯をスマートシティとして、街づくりを計画しています。
同会合の1日目には、産業バリューチェーン共創および物流システムの連結性向上に関するパネルセッションがありました。
2日目は、技能実習生やケア・エコノミー人材に関するセッションや産業界よりインド北東部における半導体やその他ハイテク産業促進、日本企業の進出可能性に関するセッション、学術界よりインド工学系人材(インド工科大学ハイデラバード校、グワハティ校ほか)と日本の産業界との連携について議論されました。
2日目は、技能実習生やケア・エコノミー人材に関するセッションや産業界よりインド北東部における半導体やその他ハイテク産業促進、日本企業の進出可能性に関するセッション、学術界よりインド工学系人材(インド工科大学ハイデラバード校、グワハティ校ほか)と日本の産業界との連携について議論されました。

会場の様子(於、アッサム州グワハティ)
当財団は、同会合の目的の一つとして、政治的コミットメントを推進する観点から、日本とインド北東部選出政治家の交流を目的に政治セッションを企画立案、当日の進行を担いました。
日本からは山田美樹元衆議院議員により、これまでの日印政府間の交流や環境課題、環境保護と産業促進の両立させるグリーントランスフォーメーションの重要性、そして産学連携促進や研究教育交流活動の事例として岐阜大学の取り組みが紹介されました。その際、ジョイント・ディグリー・プログラムによりインド工科大学グワハティ校で学ぶ岐阜大学の博士課程の学生が登壇し、自身の研究活動概要を紹介しました。さらに、当グループが昨年度実施した日本への招へいプログラムに参加した北東部選出政治家2名より、日本とインド北東部各州との「キズナ」が強調されました。
日本からは山田美樹元衆議院議員により、これまでの日印政府間の交流や環境課題、環境保護と産業促進の両立させるグリーントランスフォーメーションの重要性、そして産学連携促進や研究教育交流活動の事例として岐阜大学の取り組みが紹介されました。その際、ジョイント・ディグリー・プログラムによりインド工科大学グワハティ校で学ぶ岐阜大学の博士課程の学生が登壇し、自身の研究活動概要を紹介しました。さらに、当グループが昨年度実施した日本への招へいプログラムに参加した北東部選出政治家2名より、日本とインド北東部各州との「キズナ」が強調されました。

左から、タピル・ガオ氏(インド、アルナーチャル・プラデシュ州選出 下院議員)、安達一(笹川平和財団常務理事)、山田美樹氏(元衆議院議員)、ラジャディープ・ロイ氏(インド、アッサム州選出 元下院議員
また会場では、メガラヤ州シーロンにあるセント・アンソニーズ大学に併設されている北東インド視聴覚アーカイブとの協力により、同アーカイブが所蔵している写真のパネル展示を行い、参加者にインド北東部8州の雄大な風景美や文化的な多様性を伝えました。

写真展示(一部)提供:The Northeast India AV Archive

同会合に先立ち山田美樹元衆議院議員と当財団職員が、メガラヤ州シーロンに所在するセント・アンソニーズ大学を訪問し、同アーカイブの活動を視察した。
当グループでは、インド北東部の社会における平和と安定を推進し、日本とインド北東部との連携強化に焦点を当てた活動を行っています。同会合への共催を通じ、日本とインド北東部における人的交流、相互理解促進に向け、今後も事業を継続してまいります。
※ 画像につきましては、事前の許可なくスクリーンショット等の撮影、転載、および資料の二次利用は出来かねますので、ご了承ください。
お問い合わせ先
笹川平和財団 第1グループ(戦略対話・交流促進担当)
担当者:梶ヶ山 薫
E-mail:asia-middleeast@spf.or.jp
笹川平和財団 第1グループ(戦略対話・交流促進担当)
担当者:梶ヶ山 薫
E-mail:asia-middleeast@spf.or.jp