第1グループ(戦略対話・交流促進担当)
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【開催報告】
第6回イラン短期研修(2024年2月)
公開日:2024.3.27
最終更新日:2024.3.27
最終更新日:2024.3.27
アジア・イスラム事業グループでは、イラン外務省付属の大学院大学である国際関係学院(School of International Relations、以下SIR)との共催で、日本人大学生のイラン短期研修を実施しています。2024年2月10日~2月22日の現地10泊の日程で、公募で選抜された9名の学生が、テヘラン、エスファハーン、ヴァルザネ、カーシャーンでの4都市のプログラムに参加しました。
テヘランではSIR教授陣の講義、日本人学生によるプレゼンテーションとそれに基づくディスカッション、視察(国立博物館、テヘラン平和博物館、パーディス・テクノロジー・パーク、バーザール等)、外務省への表敬などを通じ、現代イランの政治、外交、経済、社会、文化を学び、体感しました。また、塚田玉樹駐イラン特命全権大使には、夕食会を開催していただきました。
続くエスファハーン、ヴァルザネ、カーシャーンでの各都市では、イランの自然(ガーヴフーニー湿地、沙漠等)や歴史(王の広場、ジョルファー地区、フィーン庭園等)、表敬(カーシャーン市長、エスファハーン大学、カーシャーネ・メフル身体障害者支援センター)などを通じて、イランの環境問題や多様性を学びました。
また帰国後には、当財団で短期研修帰国報告会を開き、プログラム参加者がそれぞれ、イラン・中東地域に携わる政府や関係機関職員、ジャーナリスト、研究者の方々を前に、研修の成果や今後の抱負について発表しました。
派遣者の報告書は以下の報告書リンクをご覧ください。※所属・学年は研修参加当時(大学名アルファベット順)
派遣者の報告書は以下の報告書リンクをご覧ください。※所属・学年は研修参加当時(大学名アルファベット順)
笹川平和財団はこのような取り組みを通じ、日本とイランの2国間関係の将来を担う人材の育成、ネットワーク強化に貢献していきます。
2024年度も同様のプログラムを実施する予定です。
エマームザーデ・サーレフ聖者廟にて。様々な視察先でSIR学生から宗教、歴史、生活などに関する考え方を教えてもらいました。(撮影:同行職員。以下同様)
パーディス・テクノロジー・パークにて。スタートアップ企業の方々の話を聞き、体験しました。
SIRにて。教授陣からの講義の後、日本についてプレゼンテーションを行いました。
テヘラン平和博物館にて。イラン・イラク戦争で毒ガスの被害にあった方から話を聞きました。
シェイホルエスラーミー外務次官やSIRのサジャドプール教授による修了証授与式。
エスファハーンのエマーム・モスクにて。地声でのアザーンを聞きました。
エスファハーンの絨毯工房にて。伝統手工芸の美しさに圧倒されました。
エスファハーンの歴史的な公衆浴場を改装したレストランにて。研修中、様々なイラン料理を味わいました。
カーシャーンの身体障害者支援センターにて。イスラームの共助の心と「生きがい」について学びました。
ヴァルザネのガーヴフーニー湿地にて。渇水により干上がった湿地でイランの環境問題について考えました。
※ 画像につきましては、事前の許可なくスクリーンショット等の撮影、転載はお控えください。また、報告書を含む資料の二次利用は出来かねます。
お問い合わせ先
笹川平和財団 アジア・イスラム事業グループ
担当者:横山・木村
E-mail:middleeast-islam@spf.or.jp
笹川平和財団 アジア・イスラム事業グループ
担当者:横山・木村
E-mail:middleeast-islam@spf.or.jp