総括・交流グループ
戦略・抑止グループ
イベント報告:「偽情報に官民連携でどう対抗するか」— 台湾の現場から学ぶ —
2025.07.15
3分

JFC, DSET, IORG および SPFの登壇者
7月11日(金)、笹川平和財団(SPF)の戦略・抑止グループは、台湾のDSET(科学技術、民主と社会研究センター)、およびSIA/JFC(セーファーインターネット協会/日本ファクトチェックセンター)と共催で、「偽情報に官民連携でどう対抗するか ― 台湾の現場から学ぶ」と題した、民主主義社会における偽情報対策に関するシンポジウムを開催しました。
本イベントでは、台湾と日本の専門家が登壇し、外国勢力による情報操作への対応をめぐる課題の変化や、新たな戦略について議論が交わされました。
本イベントでは、台湾と日本の専門家が登壇し、外国勢力による情報操作への対応をめぐる課題の変化や、新たな戦略について議論が交わされました。

登壇者からは、官民連携や地域コミュニティとの協働、デジタル・リテラシー教育やファクトチェックの実践的な取り組み事例が紹介されました。
特に、DSETおよびIORGの登壇者は台湾における現状を、SPFの登壇者は日本の最新の取り組みと、太平洋地域の偽情報の動向を追跡する当財団の「インド太平洋地域の偽情報ポータル」の活動について報告しました。
また、生成AIの普及が偽情報の拡散と対策の両面で与える影響、そして今後の国際的な連携の可能性についても議論が行われました。
本シンポジウムは、偽情報から民主主義を守ることの重要性を再確認し、国内外における協調的な取り組みを促進するうえで貴重な一歩となりました。