【開催報告】アジア賢人会議 Harmony by Design: Asia Dialogueと次世代アジア平和構築フォーラム
3月24日、笹川平和財団はアジア各国の著名リーダーを招へいし、「アジア賢人会議 Harmony by Design: Asia Dialogue」を開催しました。
3月24日、笹川平和財団はアジア各国の著名リーダーを招へいし、「アジア賢人会議 Harmony by Design: Asia Dialogue」を開催しました。
本会議では、変容しつつある世界におけるアジアと日本、そして笹川平和財団の役割について議論しました。会議の出席者として、チュアン・リークパイ元タイ首相、モハマッド・ユヌス元バングラデシュ暫定政府首席顧問、ハッサン・ウィラユダ元インドネシア外務大臣、ハルシャ・クマラ・ナバラトネ氏(スリランカ・サバランカ財団会長)、白石隆政策研究大学院名誉教授など、アジアを代表するシニアリーダーが緊張や分断が深まる現状を背景に、信頼を積み上げる対話こそが地域の安定に不可欠であるとの認識を共有しました。
また、アジアに共通する現状認識として、SNSをはじめとする情報通信技術の急速な普及により、若者の不満や問題意識が顕在化しやすく、具体的な行動変容をも促している点が指摘されました。
そして、こうした動きが既存の政治・社会システムの変革を志向する行動をも可能にしているとの見方が共有されました。一方で、情報の流通が高速かつ大規模化する中、偽情報や誤情報の拡散が進み、社会がより不安定になりやすい状況が生じていることへの懸念も示されました。
これらの複雑な力学を踏まえ、アジアをつなぐ対話をいかに重層的に構築し、地域の調和を育んでいくかという観点から、日本および笹川平和財団が果たし得る役割について活発な議論が行われました。
3月25日には、「賢人」たちの来日機会を活用し、一般社団法人かたわらとの共催により、「次世代アジア平和構築フォーラム」を都内で開催しました。
同フォーラムでは、モハマッド・ユヌス氏、ハッサン・ウィラユダ氏と、平和活動に取り組む日本の大学生など約60人の若者が参加し、平和をテーマに、両氏と若者との間で率直なディスカッションが行われました。
あわせて、賢人の方々は、さまざまなテーマに関するラウンドテーブルや対談を実施しました。これらの様子の一部は、笹川平和財団創立40周年を記念して、後日、笹川平和財団のウェブサイト上で公開される予定です。
今回のイベントの全体テーマとして設定したHarmony by Design(調和を共創する)には、世界の調和の実現は偶然によって生み出されるものではなく、今を生きる人類による意識的に共創することこそが重要である、との強いメッセージを込めています。笹川平和財団では、今後も、アジアのリーダーたちによる調和の共創のためのイニシアティブを推進していきます。