ベトナム人民軍の司令部や部隊など視察
日越佐官級交流 防衛省・自衛隊代表団
笹川平和財団(東京都港区 理事長・角南篤)が進める日越佐官級交流で、防衛省・自衛隊の代表団が2023年12月9日から8日間、ベトナム人民軍の主要な司令部などを訪問し、視察と意見交換を通じ関係強化と信頼醸成を図りました。
グエン・チ・ヴィン国防次官(中央)を表敬訪問
中国と国境を接するラオカイ省の街並み
ラオカイ検問所を訪問
談笑するホアン・ゴック・ズン副司令官と遠藤充団長(中央)
海軍司令部での意見交換
ホーチミン市軍事司令部特殊偵察中隊は対テロ部隊で、1945年に創設され、司令部は幕僚、政治、兵站、技術の4部門で構成されています。
代表団は、テロリストに占拠されたビルに拘束された人質を、夜間に解放するという想定の訓練を見学しました。レー・ゴック・ハイ副司令官(上級大佐)によると、隊員1人の養成には概ね2、3年を要するということです。
特殊偵察中隊による対テロ訓練
防空・空軍第370師団第935連隊では、ロシア製の第4世代戦闘機Su-30MK2を視察し、2席あるコックピットに乗り込みました。防空・空軍は同機のほかSu-27SK、MIG-21などの戦闘機も使用。Su-30MK2は中国、インドネシアも装備しています。意見交換では、空海に関する将来的な情報交換への期待が双方から示されました。
防空・空軍との意見交換
梅田邦夫大使
ベトナム戦争時代の司令部
※遠藤充団長のインタビューはこちら