笹川日中友好基金 セミナー
第2回アジアンエンターテインメントカンファレンス

Asian Entertainment Conference 2025

中国ポップカルチャー最前線

主催:立命館大学ゲーム研究センター アジアンエンターテインメント研究部会
共催:公益財団法人笹川平和財団
助成:クリエイター等支援事業 育成プログラム構築・実践
ゲーム、映画市場において、すでに世界最大規模の市場となっている中国、生成AI界隈でもリーディング企業が軒並み輩出されており、もはやデジタルコンテンツ産業におけるリーダー的ポジションを掌握しているといっても過言ではない状況です。にもかかわらず、その実情がいまだ見えてきていないというのが現状です。このような状況下、2024年、立命館大学映像学部太秦クリエイティブビジネス研究グループでははじめてアジアのエンターテインメントをテーマとして勉強会を開催し、皆様から大きな支援をいただきました。そこで今年は「中国」及び「中国の若手研究者」に注目したカンファレンスを開催します。

お申込みについて

今回のセミナーは、オンライン開催とさせていただきます。オンライン参加ご希望の方は、11月27日(木)23:59(JST)までに本ページの「お申込み」ボタンよりお申し込みください。
お申込み後、仮登録確認メールが届きますので、メールにある登録完了用URLを24時間以内にクリックし登録を完了してください。お申込みいただいた方には、イベント開催前に視聴用URLをE-メールにてご案内いたします。ご案内のE-メールが届かない場合、お手数をおかけしますが「迷惑メール」フォルダもあわせてご確認ください。 

※お申込み時のメールアドレスの誤入力や登録完了用URLのクリック漏れなどにより、登録が完了しておらず、イベント当日に参加方法などに関する問合せが大変多くなっております。お手数をおかけして申し訳ありませんが、ご登録手続きを最後まで進めていただきますようお願い申し上げます。 

※仮登録確認メールが届かない場合は、spfpr@spf.or.jp からのメールが迷惑メールに分類されている場合がございます。あらかじめ迷惑メールの設定を解除いただくか、迷惑メールボックスをご確認いただきますようお願いいたします。また、ご入力いただいたメールアドレスが間違っている場合もございますので、その際は、再度お申込み手続きを行っていただきますようお願いいたします。 

お申込みの際に皆様からいただく個人情報は、当財団の主催または後援によるセミナー・講演会等へご案内する際に使用させていただきます。 
事務局
笹川日中友好基金
Email:nicchu5157@spf.or.jp
Tel:03-5157-5190

※取材に関するお問い合わせは、経営企画部広報課までお願いいたします。
Email:spfpr@spf.or.jp
Tel:03-5157-5389

プログラム

13:00-13:10 開会挨拶
中村 彰憲 氏 立命館大学映像学部教授
13:10-14:40 セッション① 中国オタク文化史研究2025: 中国オタク文化の現状と来歴をめぐって
古市 雅子 氏 北京大学外国語学院 日本言語文化系副教授
峰岸 宏行 氏 株式会社MYC Japan代表取締役
中川 大地 氏(セッションモデレーター)
14:50-16:20 セッション② 若手研究者発表
立命館大学映像研究科中村研究室
・WANG Yuhua ゲームアウトソーシング企業の国際化:中国展開を中心に
・WU Chaoxian インディゲームやプレイヤーの分類·推薦システムの検証
近畿大学総合社会研究科岡本健研究室
・WANG YUXI 中国における「00後」の若者の文化的消費の研究ー盲盒(マンフー)消費を一例として
・JIANG YIGE 生成AI技術の普及がコンテンツ産業労働者に与える影響 ー中国におけるイラストレーターを事例として
・岡本 健 氏 総合社会学部 総合社会学科 教授(セッションモデレーター)
16:30-17:15 セッション③ 中国ゲーム業界最前線
高橋 玲央奈 氏 グラティーク代表取締役社長
中村 彰憲 氏 立命館大学映像学部教授(セッションモデレーター)
※講演者、演題については予告なく変更することがありますので、予めご了承下さい。

講演者

中村 彰憲
総合司会

中村 彰憲

立命館大学映像学部教授

プロフィール

名古屋大学大学院国際開発研究科修了。博士(学術)。早稲田大学アジア太平洋研究センター、立命館大学政策科学部助教授を経て現職。主な著書に『中国ゲーム産業史』(Gzブレイン)『ファミコンとその時代』(NTT出版、上村雅之氏、細井浩一氏と共著)、『なぜ人はゲームとハマるのか』(ソフトバンクパブリッシング、渡辺修二氏と共著)、『中国ゲームビジネス徹底研究』(エンターブレイン)など多数。この他にも週刊ファミ通ではマーケティングリポートの「識者の視点」、ファミ通.comの「中村彰憲のゲーム産業研究ノート(グローバル編)」、Gamebusinessの「ゲームビジネス新潮流」などゲームビジネス全般に関するコラムを定期的に寄稿している。米国8年、中華圏通算2年半の滞在経験があり、その間、海外でのJ-Popブームを目の当たりしたことから、その経験を活かし、短期留学生向けに日本のポップカルチャーの歴史と展望に関する講座を英語で行っている。

中川 大地
モデレーター

中川 大地

評論家・編集者/批評誌『PLANETS』副編集長

プロフィール

批評誌「PLANETS」副編集長。文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員(第21〜23 回)、芸術選奨メディア芸術部門推薦委員(第71〜73回)。ゲーム、アニメーション、テレビドラマなどのポップカルチャー全般をホームに、日本思想や都市論、人類学、情報技術などを渉猟して現実と虚構を架橋する各種評論などを執筆。著書に『東京スカイツリー論』(光文社、2012年)、『現代ゲーム全史』(早川書房、2016年)など。

岡本 健
モデレーター

岡本 健

近畿大学総合社会学部総合社会学科教授

プロフィール

近畿大学総合社会学部総合社会学科教授。専門は観光社会学、メディア研究、コンテンツツーリズム、ゾンビ学である。北海道大学にて博士(観光学)を取得。VTuber「ゾンビ先生」として教育・研究の新たな形を実践し、メディアと社会の関係性を多角的に探究している。主な著書に『ゾンビ学』『アニメ聖地巡礼の観光社会学』『巡礼ビジネス ポップカルチャーが観光資産になる時代』『VTuber学』など多数。

古市 雅子
講演者

古市 雅子

北京大学 外国語学院 副教授|日本語文化・比較文化研究者

プロフィール

1996年より北京大学に留学し、同大学中文系で学士・修士・博士(比較文学・世界文学専攻)を取得。2008年より北京大学に勤務し、現在は外国語学院日本語言文化系副教授として、日本語・日本文化教育および日中比較文化研究に従事している。専門は映画・アニメなどの視覚文化研究、近現代日本文学、日中文化交流史など。北京大学では日本語・日本文化教育のほか、大学院生の研究指導にも携わり、博士課程指導教官として国際的な文化交流事業にも積極的に参加。明治大学マンガ図書館分館館長を兼務し、日中の大衆文化・サブカルチャー研究の橋渡し役として活動している。著書に『満映電影研究(Manchurian Cinema Studies)』などがあり、中国語・日本語双方での論文・翻訳も多数。代表的な訳書として、中国SF映画『流浪地球』関連書籍の共訳などがある。

峰岸 宏行
講演者

峰岸 宏行

MYC Japan代表取締役|日中ゲーム・アニメ・コンテンツ産業研究者

プロフィール

台湾・中国を拠点に活動するコンテンツビジネスおよびサブカルチャー研究の実践者。
台湾で約13年、中国で約18年にわたり現地のゲーム・アニメ業界に携わり、文化・産業の両面から日中間のコンテンツ交流を推進している。
2000年代初頭に北京大学医学部で学び、研修医を経て文化事業へ転身。2008年に北京でメイド喫茶「屋根裏」を創業後、2013年より中国の文化メディア企業「動卡動優文化傳媒有限公司」にて海外事業部部長を務め、日中間のコンテンツプロジェクトやアニメ制作事業の国際展開を主導。2016年には日本法人 株式会社MYC Japan を設立し、代表取締役として日中のアニメ・ゲーム・IP企画・ローカライズ・イベント制作を手がけている。研究・実務の両領域を横断し、アジアにおける「日本型オタク文化」の受容史や、中国のアニメ産業政策・市場構造に関する講演・寄稿も多数。古市雅子(北京大学副教授)との共著連載「中国オタク文化史研究」では、アジアのポップカルチャー潮流を社会的・歴史的視点から論じている。メディア出演・寄稿では、『PRESIDENT Online』『講談社現代ビジネス』『電撃オンライン』などで中国・台湾ゲーム産業の動向や著作権問題、日中共同制作の課題を論評。

高橋 玲央奈
講演者

高橋 玲央奈

グラティーク代表取締役社長・厦門レオナソフトウェア有限公司代表

プロフィール

97年からゲームソフト開発・販売を手掛け、ゲーム会社などを経て株式会社グラティーク創業。2017年から中国福建省廈門市に移住し、コロナ禍の2020年には廈門玲央奈軟件有限公司を設立。日中市場向けにゲームおよびゲームプラットフォームの制作・運営、ローカライズ、海外パブリッシング、マーケティングを幅広く行う。廈門国際アニメフェスティバルゲームコンテスト審査員。2021ゲーム産業白書、2024ファミ通ゲーム白書中国担当。iGi(indie Game incubator)メンター。一橋大学大学院商学研究科経営学修士コース修了(修士(経営))。立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員(2025/3-)

 

開催一覧

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