第3グループ(社会イノベーション推進担当) セミナー
シンポジウム

『外国人コミュニティと共につくる多文化共生社会』

フィリピン、ネパール、ウズベキスタンの事例から

主催:公益財団法人 笹川平和財団
共催:フィリピン共和国大使館、ネパール大使館、ウズベキスタン共和国大使館
 日本における少子高齢化と労働力不足の進展とともに、外国人住民は増加の一途をたどっており、2024年に在留外国人総数は350万人、外国人労働者数は230万人を越えました。日本政府や地方自治体、国際交流協会などの団体、学校、職場、NPOなど様々な機関が、外国人住民の受入れ支援を行っています。笹川平和財団でも、重点分野のひとつとして「包摂的な社会の実現」を掲げ、外国人住民・労働者を包摂する共生社会づくりに取り組んでいます。
 2022年に日本政府が作成した「外国人との共生社会実現に向けたロードマップ」においては、初歩的な日本語学習を含め外国人が日本で生活するための情報提供の重要性がうたわれています。これを受けて、笹川平和財団では、各国の大使館や外国人コミュニティ、出入国在留管理庁および日本のNPOとの協働により、2023年度より新規来日者へのオリエンテーションをフィリピン、ネパール、ウズベキスタンの3か国で実施してきました。
 本シンポジウムでは、この実践を通じて明らかになった課題を検討し、外国人との共生支援に向けた取組みについて考えます。第一部では3か国の大使館と日本の出入国在留管理庁より来日者への取組みをご講演いただき、3か国の外国人コミュニティから新規来日者へのオリエンテーションの実践について報告します。第二部のパネルディスカッションでは、来日した当事者や外国人コミュニティ、出入国在留管理庁および日本のNPOに登壇いただき、外国人との共生支援の今後の課題について皆様と一緒に考えます。
 皆様のご参加をお待ちしております。

お申込みについて

参加ご希望の方は、6月17日(火)17時00分までに本ページよりお申込みください。

※お申し込みの際、メールアドレスが正しく入力されているかをご確認ください。
お申込み後、仮登録確認メールが届きますので、メールにある登録完了用URLをクリックし登録を完了してください。登録未完了による問合せが大変多くなっているため、ご登録手続きを最後まで進めていただきますようお願い申し上げます。

※仮登録確認メールが届かない時は、spfpr@spf.or.jp からのメールが迷惑メールフォルダに入っている場合がございます。

※ お申込みの際に皆様からいただく個人情報は、当財団の主催または後援によるセミナー・講演会等へご案内する際に使用させていただきます。

※ 閉会後、ご来場の方には引き続き交流会の時間をご用意しております。
事務局
公益財団法人 笹川平和財団 第3グループ(社会イノベーション推進担当)
E-mail: social-innovation@spf.or.jp
Tel: 03-5157-5280

※取材についてのお問い合わせは経営企画部広報課へお願いいたします。
E-mail: spfpr@spf.or.jp
Tel: 03-5157-5389

プログラム

14:00 - 15:00 【第1部 実践報告】
開会挨拶(笹川平和財団 常務理事 安達 一)
 
講演:各国大使館による取組みについて
ドゥルガ バハドゥール スベディ ネパール国特命全権大使
ミレーン J. ガルシアーアルバノ フィリピン共和国特命全権大使
アブドゥラフモノフ・ムフシンフジャ ウズベキスタン共和国特命全権大使(調整中)
講演:「外国人材の受入れ・共生に関する出入国在留管理庁の取組みについて」(仮題)
(出入国在留管理庁 在留管理支援部 部長 福原 申子氏)
報告:「新人流時代の共生社会モデル構築」事業における笹川平和財団の取組み
(笹川平和財団 第3グループ 研究員 岩品 雅子)
渡航者向けオリエンテーション実践報告
ネパール(NPO法人国際活動市民中心(CINGA) サッキャ・ミナ氏)
ウズベキスタン(ジュラベック・ハサノフ氏)
フィリピン(①在外フィリピン人委員会 委員長 ダンテ・クリンク・アング II、② Kakehashi 代表 島田 ビトゥイン氏)
15:00 -  15:20 休憩
15:20 -  16:30 【第2部 パネルディスカッション】
<登壇予定者・団体>
外国人コミュニティ(3か国から各1~2名)
出入国在留管理庁 政策課 外国人施策推進室長 沼本 光江氏
CINGA コーディネーター 新居 みどり氏
(モデレーター:笹川平和財団 第3グループ長代理 長縄 真吾)
16:30 閉会
16:30 - 17:30 (会場参加者のうち希望者のみ交流会を予定)
(※プログラム内容、時間、登壇者は、予告なく変更される場合がございます。)

講演者

ドゥルガ バハドゥール スベディ氏
講演者

ドゥルガ バハドゥール スベディ氏

ネパール国特命全権大使

プロフィール

ドゥルガ バハドゥール スベディ 駐日ネパール特命全権大使は、国立トリブバン大学およびリーズ大学にて修士号、トリブバン大学およルンビニ仏教大学で博士号を取得し、ミャンマー、国連代表部、バーレーン等の大使館で勤務の後、駐英ネパール大使、アイルランド大使、マルタ共和国大使等を歴任し、2022年8月より現職。国際海事機関(IMO)、国際コーヒー機関(ICO)、世界エネルギー会議(WEC)、国際茶業委員会(ITC)の常駐代表をも歴任している。文学作家としても有名で、50冊以上の英語、ネパール語での著書がある。

ミレーン J. ガルシアーアルバノ 氏
講演者

ミレーン J. ガルシアーアルバノ 氏

フィリピン共和国特命全権大使

プロフィール

ミレーン・J・ガルシア=アルバノ大使は、政府での卓越した経歴を持つ経験豊富な公務員であり弁護士でもある。
2022年にフィリピン駐日大使に任命され、公共サービス、法律、立法分野での数十年にわたる経験を携えてこの役職に就いた。
1990年のフィリピン司法試験で第3位にランクインし、アテネオ・ロースクール学生会の初の女性会長を務めた。ダバオ市第2選挙区の下院議員として3期連続で務め、下院副議長や憲法改正委員会の委員長など、重要な指導的役職を歴任した。以前には、環境天然資源省、マル・ロハス上院議員の事務所、その他の法務・行政職などでも活躍した。
ガルシア=アルバノ大使は、米国のジョージ・ワシントン大学およびマリーマウント・カレッジで学位を取得しており、イサベラ州知事ロドルフォ・T・アルバノ三世と結婚しており、息子が一人いる。

アブドゥラフモノフ・ムフシンフジャ 氏
講演者

アブドゥラフモノフ・ムフシンフジャ 氏

ウズベキスタン共和国特命全権大使(調整中)

プロフィール

ムクシンクジャ・アブドゥラフモノフ駐日ウズベキスタン共和国大使は、タシケント国立経済大学在学中にカリフォルニア州立大学チコ校に留学し、ウズベキスタン大統領付属国家・社会建設アカデミーを経て、小樽商科大学で修士号を、北海道大学で博士号を取得した。民間企業や北海道大学博士研究員を経て、フェルガナ州副知事、投資貿易局局長、ウズベキスタン共和国外務省経済外交局対外投資担当部長を歴任した後、2021年7月より駐日ウズベキスタン共和国大使を務めている。ロシア語、タジク語、英語、日本語、アラブ語を話し、4児の父である。

福原 申子 氏
講演者

福原 申子 氏

出入国在留管理庁 在留管理支援部 部長

プロフィール

一橋大学法学部卒業後、法務省入省。一貫して入国管理行政に携わり、出入国在留管理庁政策課長、東京出入国在留管理局羽田空港支局長、東京出入国在留管理局横浜支局長を経て、2023年7月より現職。

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