マイクロファイナンスと社会的企業開発における37年以上の経験を持つ貧困撲滅の実践家、CARD MRI(農業・農村開発相互補強機関)の創設者である。同機関はマイクロファイナンス、マイクロインシュアランス、社会開発サービスを提供する26の組織からなるグループであり、フィリピン国内で937万人以上の低所得層にサービスを提供し、2,991万人以上の被保険者数を有している。この革新的な金融・ビジネス開発サービスが評価され、2008年に「アジアのノーベル平和賞」と呼ばれるラモン・マグサイサイ賞を受賞した。さらにアリップ氏自身、2019年に国家貢献者に贈られるラモン・V・デル・ロサリオ賞を受賞、2024年1月には保険委員会創立75周年で包摂的保険リーダーシップ賞も受賞している。
ハーバード大学ビジネススクールを修了、東南アジア学際開発大学(SAIDI)で組織開発学の博士号を、フィリピン大学でマーケティングの修士号を取得。
ハイメ・アリストトゥル・アリップ氏
CARD MRI(農業・農村開発相互補強機構)創設者兼名誉会長