セミナー 安全保障研究グループ

SPF China Observer 衛星画像分析

中国のプルトニウム生産と核軍拡

主催:公益財団法人 笹川平和財団
笹川平和財団では、サテライトサイト「SPF China Observer」を通じて、日本の中国専門家が、中国の政治、経済、社会、外交、安全保障についての分析を発信するプロジェクトを行っています。また、本プロジェクトの執筆者を中心に、公開フォーラムを定期的に開催しています。

2022年度第5回目となる今回は、米国との戦力均衡を目指して、中国が核軍拡を本格化させており、米国の中国核弾頭保有数の予測も大幅に引き上げられている状況下、中国が民生用プルトニウムを増産し、秘密裡に軍事転用を図ろうとしているとの議論があることから、核燃料再処理施設および高速増殖炉に係る衛星画像を駆使し、中国の核軍拡に向けた動きを議論します。今回の公開フォーラムには、スピーカーとして論考「中国のプルトニウム生産と核軍拡」を執筆した小林祐喜・笹川平和財団研究員、ディスカッサントとして尾上定正・元空自補給本部長・元空将、モデレータとして小原凡司・笹川平和財団上席研究員が登壇します。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

【参考情報】
*「SPF China Observer」はこちらからご覧いただけます。
*論考『中国のプルトニウム生産と核軍拡』 (小林 祐喜  笹川平和財団研究員)
事務局
笹川平和財団 安全保障研究グループ
Email:anpo-event@spf.or.jp
Tel:03-5157-5209

※取材についてのお問い合わせはコミュニケーション企画部広報課へお願いいたします。
Email:spfpr@spf.or.jp
Tel:03-5157-5389

プログラム

13:00-13:05 開会
13:05-13:45 講演/パネルディスカッション(敬称略)
小林 祐喜 (笹川平和財団 研究員)
尾上 定正 (元空自補給本部長・元空将)
小原 凡司 (笹川平和財団 上席研究員)
13:45-14:00 質疑応答
14:00 閉会

講演者

小林 祐喜 Yuki Kobayashi
講演者

小林 祐喜 Yuki Kobayashi

公益財団法人笹川平和財団 研究員

プロフィール

1972年生まれ、関西学院大学法学部政治学科卒業。河北新報社入社。報道部経済班などを経て2007年退社。13年フランス・ストラスブール政治学院で国際関係論、14年同・レンヌ政治学院で公共政策論の修士課程修了。15年パリ高等鉱業大学院博士課程。19年「福島第一原発事故の危機対応における政治と科学の関係」で博士号を取得。同年7月より、現職。主な論考に「核不拡散に貢献する原子力技術と次世代炉」(月刊公明、2021年4月号)、「ロシアのウクライナ侵攻と戦時下の原発防護:世界が初めて直面する事態」(国際情報ネットワーク分析 IINA、笹川平和財団ウェブページ)など。

尾上 定正 Sadamasa Oue
ディスカッサント

尾上 定正 Sadamasa Oue

元空自補給本部長・元空将、現企業アドバイザー、戦略研究所フェロー

プロフィール

奈良県出身。1982年、防衛大学校卒業(管理学専攻)、航空自衛隊入隊。1997年米国ハーバード大学ケネディ大学院修士課程修了、2002年米国防総合大学戦略修士課程修了。統合幕僚監部報道官、第2航空団司令兼千歳基地司令、統合幕僚監部防衛計画部長(2013年空将昇任)、航空自衛隊幹部学校長、北部航空方面隊司令官を経て、2017年航空自衛隊補給本部長を最後に退官。2019年7月~2021年6月、ハーバード大学アジアセンター上席研究員。現在、企業アドバイザー及び安全保障研究フェロー。共著に『自衛隊最高幹部が語る 令和の国防』(新潮新書)、『自衛隊最高幹部が語る 台湾有事』(新潮新書)など。

小原 凡司 Bonji Ohara
モデレーター

小原 凡司 Bonji Ohara

公益財団法人笹川平和財団 上席研究員

プロフィール

1985年 防衛大学校卒業、1998年 筑波大学大学院(地域研究修士)修了(修士)。1985年に海上自衛隊入隊後、回転翼操縦士として勤務。2003年~2006年 駐中国防衛駐在官。2006年防衛省海上幕僚監部情報班長、2009年 第21航空隊司令、2011年IHS Jane’s アナリスト兼ビジネス・デベロップメント・マネージャーを経て、2013年に東京財団、2017年6月から現職。単書に『中国の軍事戦略』(東洋経済新報社)『軍事大国・中国の正体』(徳間書店)『何が戦争を止めるのか』(ディスカバートゥエンティワン)『曲り角に立つ中国』共著(NTT出版)、共著に『米中新冷戦の幕開け』(東洋経済新報社)、『よくわかる中国現代政治』(ミネルヴァ書房)、『台湾有事のシナリオ 日本の安全保障を検証する』(ミネルヴァ書房)など。

開催一覧

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