1996年にアフリカ統合・協力担当副大臣、同年末には外務・在外ニジェール人担当大臣に就任。1997年11月には首相に任命され、2000年1月まで在任した。政権下では社会対話の促進に取り組み、労使交渉の枠組み整備や全国社会対話委員会(CNDS)の創設に尽力した。政界引退後の2000年には、保健・教育政策に特化したシンクタンク「公共政策分析サークル(Cercle d’analyse des politiques publiques)」を設立。2009年から2022年まではアフリカ連合の開発機関「アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)」の事務局長を務めた。また、国連「栄養拡大運動(Scaling Up Nutrition Movement)」の指導グループメンバーや、OECD開発援助委員会の将来に関するハイレベルパネルのメンバーにも任命されている。
イブラヒム・ハッサン・マヤキ
ニジェール共和国元首相、アフリカ連合食糧システム特使