
報告書『インド太平洋における 日米豪戦略協力: 危機シミュレーションによる 三国連携の検証』
笹川平和財団は、豪州シドニー大学米国研究センター(USSC)と共に、インド太平洋地域の戦略的危機に関する戦略シミュレーションを実施しました。このシミュレーションは、台湾海峡両岸危機と朝鮮半島の核危機という二つの相互に関連する危機を中心に行われました。
当財団では、安倍政権が2013年に閣議決定した「国家安全保障戦略」で示した「積極的平和主義」の実現のために、2017年10月より、実務家と学識経験者によるプロジェクトを立ち上げ、日本の防衛およびアジア地域と世界の安全保障のために今後とるべき優先順位の高い政策を検討してきました。2018年9月には、防衛計画の大綱の見直しを視野に、日本の防衛のための喫緊の施策として、「積極的平和主義実現のための提言Ⅰ-我が国を守り抜く防衛体制の強化-」を発表して提言活動を行いました。
そして、今回、プロジェクトの最終成果として、「積極的平和主義のための提言Ⅱ-自由で開かれたインド太平洋のためにー」と題して、現行の国家安全保障戦略の改訂を視野に、日本が積極的平和主義の下、インド太平洋地域の平和・安定のために行うべき国際安全保障協力の課題を提言いたします。
提言Ⅰ 我が国を守り抜く防衛体制の強化
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提言Ⅱ 自由で開かれたインド太平洋のために
(本文の日本語版はこちら、英語版はこちら)
執筆者(掲載順) 2020年2月時点 |
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