
レポート「国際平和活動と環境・気候変動対策-可能性と課題」
2022.12.16
笹川平和財団の研究プロジェクト「国際平和活動の今後」では、国際平和研究所(IPI)およびフランス軍事省と「気候変動・平和・安全保障:国連平和活動の役割とは」(2022年10月18日、於ニューヨーク)と題するワークショップを共催した。本レポートは、同ワークショップに参加した山下光静岡県立大学教授が、国連平和活動において最先端の政策課題である環境と気候変動について、そこでの議論も踏まえ概要を整理し紹介するものである。
<ワークショップ概要>
"Climate Change, Peace, and Security: What Role for UN Peace Operations?"
https://www.ipinst.org/2022/10/climate-change-peace-and-security-what-role-for-un-peace-operations
近年の国連による平和維持活動(PKO)や特別政治ミッション(SPM)においては、環境および気候変動は急速に注目を集める政策課題となってきている。本レポートでは、2000年代後半以降に国連平和活動の文脈でも積極的に議論が進められてきた環境・気候変動対策について、1.「国連フィールド・ミッションの環境負荷」、2.「紛争、環境、天然資源」、3.「環境平和構築の模索」という3つの問題領域に整理し、それぞれの背景および課題などにつき解説する。そのうえで、筆者は平和活動における環境・気候変動への取組みの可能性を提示し、今後検討が求められるであろう政策課題を指摘する。
<ワークショップ概要>
"Climate Change, Peace, and Security: What Role for UN Peace Operations?"
https://www.ipinst.org/2022/10/climate-change-peace-and-security-what-role-for-un-peace-operations
近年の国連による平和維持活動(PKO)や特別政治ミッション(SPM)においては、環境および気候変動は急速に注目を集める政策課題となってきている。本レポートでは、2000年代後半以降に国連平和活動の文脈でも積極的に議論が進められてきた環境・気候変動対策について、1.「国連フィールド・ミッションの環境負荷」、2.「紛争、環境、天然資源」、3.「環境平和構築の模索」という3つの問題領域に整理し、それぞれの背景および課題などにつき解説する。そのうえで、筆者は平和活動における環境・気候変動への取組みの可能性を提示し、今後検討が求められるであろう政策課題を指摘する。
目次
カテゴリー区分 | 研究事業成果論文 |
著者/編者 | 静岡県立大学国際関係学部 教授 山下 光 |
発行 | 2022.12 |
目次 | 「国連平和活動と環境・気候変動対策-可能性と課題」 3つの接点 国連フィールド・ミッションの環境負荷 紛争、環境、天然資源 環境平和構築の模索 環境・気候変動と平和のポテンシャル 課題と展望 おわりに |