政策提言「新たな時代における国家安全保障モデル~防衛力の人的基盤強化の視点から~」を防衛大臣へ手交しました
笹川平和財団は2026年9月2日、「安全保障戦略のあり方(人的基盤の強化)研究会」(座長:黒江哲郎 元防衛事務次官)が取りまとめた政策提言「新たな時代における 国家安全保障モデル ~防衛力の人的基盤強化の視点から~」を防衛大臣へ手交しました。
記者会見に臨んだ田中伸男会長(左)と、研究会座長で長崎大学核兵器廃絶研究センターの鈴木達治郎・副センター長
今回の提言は、日本のプルトニウム計画への信頼性向上と、グローバルなプルトニウム問題の解決へ、日本がとるべき政策をまとめたもので、5つの提言を打ち出しています。
その要旨は①プルトニウム国際貯蔵の追求:「余剰」なプルトニウムを国際原子力機関(IAEA)の管理下におく②現在の国際規範である国際プルトニウム管理指針の強化:日本の原子力委員会の決定に基づき既存在庫量の削減を新たな国際規範として提言し、再処理を抑制する③既存の在庫量削減に向けての国際協力:処分のための国際フォーラムを設置する④使用済み燃料管理として「乾式貯蔵」を最優先にすすめ、核燃料サイクルの選択肢評価を第三者機関が実施する⑤ プルトニウムの新たな国際規範を世界に普及すべく主導的役割を果たす―です(提言書:https://www.spf.org/global-data/20190604_plutonium_v2.pdf)。
そして日本政府に対し、提言が示したプルトニウムの新たな国際規範を世界に普及すべく、主導的な役割を果たすよう要請しています。
笹川平和財団は、長崎大学核兵器廃絶研究センターの鈴木達治郎・副センター長(教授)を座長とする「新たな原子力・核不拡散に関するイニシアチブ研究会」を立ち上げ、議論を重ねており、そのひとつの集約として今回の提言をまとめたものです。