
SOFT RECOGNITION ― 自己決定権を持つグループの国際問題への関与
国際問題は従来、中央政府が主導するものでしたが、グローバル化により国内・国際政治の境界が曖昧になっています。本報告書では、連邦制下などで一定の自己決定権を持つグループが国際問題に関与する「SOFT RECOGNITION(柔軟な認識)」を提案。これらのグループが国際機関や外交プロセスに参加するメカニズムを示し、すべての関係者—国家、多国間機関、そして市民—にとっての利益を強調しています。
カテゴリー区分 | 調査報告書 |
一般/基金区分 | 笹川平和財団 |
発行 | 2013.05 |
著者/編者 | 監 修 セゾン文化財団常務理事 片山正夫 江戸川大学教授 恵小百合 執 筆 ジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所 国際フィランソロピー・フェロー 小林立明 |
目次 | はじめに 第一章 主要概念について 1 フィランソロピー 2 助成財団 3 グラント・メイキングと助成 第二章 助成財団の現状 1 米国 2 欧州 3 日本 第三章 助成財団の国際助成事業の現状 1 米国助成財団の国際助成事業の現状 2 英国助成財団の国際助成事業の現状 第四章 グローバル・フィランソロピーの展開 1 国際開発協力に占める助成財団の位置 2 グローバル・フィランソロピーの多様なプラットフォーム 3 新たな支援形態の登場 第五章 助成財団のグラント・メイキング戦略の発展 1 グラント・メイキングの戦略性の向上 2 マーケット・メカニズムを活用した支援への参加 第六章 グローバル・フィランソロピー・コミュニティの強化 1 グローバル・フィランソロピー・ネットワーク構築の試み 2 グローバル・フィランソロピー・コミュニティの拡大 3 グローバル・フィランソロピーのインフラストラクチャー整備 第七章 結論 1 日本の助成財団を巡る環境の変化 2 日本の助成財団に求められているもの 3 国際社会における日本の地位向上を目指して 主要文献 主要団体・情報源 |