
SOFT RECOGNITION ― 自己決定権を持つグループの国際問題への関与
国際問題は従来、中央政府が主導するものでしたが、グローバル化により国内・国際政治の境界が曖昧になっています。本報告書では、連邦制下などで一定の自己決定権を持つグループが国際問題に関与する「SOFT RECOGNITION(柔軟な認識)」を提案。これらのグループが国際機関や外交プロセスに参加するメカニズムを示し、すべての関係者—国家、多国間機関、そして市民—にとっての利益を強調しています。
カテゴリー区分 | 書籍 |
編著者 | 川名 晋史 ◆執筆者一覧(50音順) 今井 宏平、小泉 悠、齊藤 孝祐、高橋 美野梨、東野 篤子、福田 毅、堀場 明子、溝渕 正季、山崎 周 |
発行 | 2019.01 |
金額 | 定価:3,200円+税 |
備考 | 勁草書房 ISBN-10: 4326302739 ISBN-13: 978-4326302734 サイズ:21.8 x 15.4 x 2.2 cm |
目次 | 序章 共振する国際政治学と地域研究(川名 晋史) 第1部 実証のための地域 第1章 米軍基地をめぐる国内政治メカニズム(川名 晋史) 第2章 政治的取引としてのチューレ空軍基地(高橋 美野梨) 第3章 米国はグリーンランドに何を求めたのか(齊藤 孝祐) 第4章 北極圏の軍事化をめぐるパラドックス(小泉 悠) 第2部 目的としての地域理解 第5章 タイ深南部・パタニ紛争(堀場 明子) 第6章 共通の脅威を失った同盟(福田 毅) 第7章 冷戦後の中国の周辺外交におけるタイ(山崎 周) 第3部 理論の再構築と地域 第8章 「絶縁体国家」/「導体国家」としてのトルコ(今井 宏平) 第9章 EUと「絶縁体国家」トルコ(東野 篤子) 第10章 冷戦終結以降の中東地域秩序と米国(溝渕 正季) |