ベンガルデルタ会議でロヒンギャ危機に関する特別セッションを開催
笹川平和財団は2025年8月30日、バングラデシュ・ダッカで開催された「ベンガルデルタ会議」において、特別セッション「ロヒンギャ難民危機:地域安全保障上のリスク、帰還への道筋、生計の課題」を主催しました。ロヒンギャ難民危機は、世界で最も長期化した人道問題の一つです。現在、バングラデシュには110万人以上のロヒンギャ難民が避難しており、その約77%は女性と子どもです。教育機会の欠如、医療や食料の不足に加え、国際社会からの支援支援が2024年に70%削減されたことで、状況は一層深刻化しています。本セッションでは、地域の多様なステークホルダーの声を集約し、危機の解決に向けた実効性のある政策提言を導き出すことを目指しました。