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第2グループ(平和構築支援担当)

【開催報告】シンポジウム「WPS(Women, Peace and Security/女性・平和・安全保障)アジェンダの実施に向けた革新的な取り組み」

笹川平和財団/国際平和研究所(IPI)/アイルランド政府
2023.10.16
8分
※本動画はIPI(The International Peace Institute/国際平和研究所)のYouTubeチャンネルになります(英語)
 
2021年、国連安全保障理事会の非常任理事国として活動していたアイルランド、メキシコ、ケニアの3か国は、女性、平和、安全保障(WPS)のための議長トリオとして、WPSアジェンダの実施を推進してきました。WPSは、性差がもつニーズを踏まえ、性的暴力をはじめとする紛争下における女性への保護を強く進めるだけではなく、女性が紛争の予防や紛争後の和平に主体的に参画し、和平に向けた意思決定に深くかかわることが重要だとする国連安保理決議です。しかし、WPSアジェンダの実施にはまだ多くの課題があります。そこで、議長トリオのイニシアティブを受け継ぎ、実施に向けて取り組むために、笹川平和財団は、国際平和研究所(IPI)、アイルランド政府と共催し、スロベニア共和国国連代表部、日本国連代表部、スイス国連代表部、メキシコ国連代表部と協力して、「WPS(Women, Peace and Security/女性・平和・安全保障)アジェンダの実施に向けた革新的な取り組み」と題したシンポジウムを2023年9月20日に開催しました。このイベントでは、市民社会や各国政府からの声が集まりました。世界的な分断や指導者層での停滞、ジェンダーや人権への反発という厳しい現状を背景にしつつも、パネリストたちは政治的意思決定や国境や分野を超えた協力の必要性を強調するとともに、現在進行中の取り組みや今後の展望についても紹介しました。

挨拶

アイルランド外務・防衛大臣であるミカエル・マーティン氏は「私たちの生活や生計を形づくる政策を作るには女性が関与しなければならないということは単純明白な事実である」という議論の統一メッセージでありWPSアジェンダの根幹でもあることを述べました。
 
上川外務大臣は、昨年このシンポジウムに参加し、今回再び戻ってこられて嬉しいと述べ、先週外務大臣に着任したばかりである旨自己紹介したところ、会場から拍手をもって歓迎されました。日本では、WPS議連の立ち上げ後、WPSに関する先進的な取組を有する国々との対話や政府への働きかけの結果、WPSを進めるための国内の体制づくりが進んでいることを紹介しつつ、WPSを紛争のみならず災害対応に組み込むことの重要性を指摘した上で、日本は安保理非常任理事国として、WPSの推進に一層取り組んでいくと述べました。

パネルディスカッション

パネルディスカッションでは、グローバル規模でより公正かつ包括的にWPSアジェンダを実施するために必要となる、国際的、国内的、地域的、市民社会的な連携や戦略、行動について語りました。
スロベニアの外務・欧州問題副首相であるタニャ・ファヨン氏は、女性の関与について「私たちは内側から始めなければなりません。自分たちが模範とならなければなりません」と述べ、国内外のあらゆるレベルで女性の参加を強化することの重要性を強調しました。
メキシコ国家女性庁長官であるナディーヌ・ガスマン氏は、国内レベルでの取り組みについてさらに詳しく説明し、「女性の視点から社会的組織を再構築する」ために、各国内での地域や地方での行動が重要な役割を果たすことを強調しました。
スイス国連代表部のパスカル・ベアスヴィル氏は、女性・平和・安全保障に関する国連安保理決議第1325号への歴史的な言及やWPSアジェンダの市民社会的なルーツ、多国間領域でのWPSアジェンダの軌跡を通じて、地域や国家レベルでのコミットメントを国際的な連携や安保理でのリーダーシップの役割に結び付け、政治的意思が必要とされるアジェンダであることを指摘しました。
WPS NGOワーキンググループのエグゼクティブディレクターであるカーヴィヤ・アソカ氏は、「WPSアジェンダの実施には安保理メンバー国からの卓越した調整とコミットメントが必要」と述べました。そして、「WPSアジェンダを守り、規範的なアジェンダを保護し実施することは、WPS空間でのテーマ別討論だけではなく、シリアやミャンマー、スーダンなど安保理の議題にある最も困難な交渉プロセスでも必要」と結びました。

登壇者

開会の辞:
ザイド・ラアド・アル・フセイン氏(国際平和研究所 所長兼CEO)
 
挨拶:
ミカエル・マーティン氏(アイルランド副首相・外相兼国防相)
上川陽子氏(日本外務大臣)
 
パネリスト:
タニャ・ファヨン氏(スロベニア外務・欧州問題副首相)
パスカル・ベアスヴィル氏(国連スイス政府常駐代表)
ナディーヌ・ガスマン氏(メキシコ国家女性庁長官)
サラ・ヘンドリクス氏(国連女性機関(UN Women)政策・プログラム・政府関係局長)
イルゼ・ブランズ・ケーリス氏(国連人権担当事務次長補)
カーヴィヤ・アソカ氏(WPS NGOワーキンググループ エグゼクティブディレクター)
 
司会:
アダム・ルペル氏(国際平和研究所 副所長兼COO)

関連ページ

  • 上川外務大臣の「女性・平和・リーダーシップ」シンポジウム出席(外務省 2023年9月20日)
  • 「女性・平和・リーダーシップ」シンポジウム 上川外務大臣ステートメント(外務省 2023年9月20日)
  • 上川外相“女性が紛争予防などに主体的に参画することが重要”(NHK NEWS WEB 2023年9月20日 23時48分)
  • Innovations in Implementing the Women, Peace, and Security Agenda(IPI 2023年9月20日)

 

 
 

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