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ミクロネシア諸国、フォーラム会合に要求事項とともに参加へ
(2023年2月15日、ポンペイ、RNZ PACIFIC/PACNEWS)
6分
抄訳
太平洋諸島フォーラム(PIF)のミクロネシアブロックは、来週フィジーで開催されるPIF特別首脳会議に出席し、地域の結束に影響を与える問題に終止符を打つ「準備ができており」「すでに動いている」と述べた。
ミクロネシア連邦のパニュエロ大統領は、今週ポンペイで開催されたミクロネシア大統領サミット(MPS)において、ミクロネシア地域の首脳は「大きな決断」を下したとし、RNZ Pacificに対して、ミクロネシア5カ国首脳がフィジーに向かい、地域の連帯を悩ませる問題を確実に解決するために、スバ合意(SUVA agreement)に基づく4つの非交渉事項(four non-negotiables)を議題にする予定であることを認めた。
パニュエロ大統領は「我々は、キリバスをPIFのサブ地域オフィスのホスト国とし、パラオを太平洋委員会オフィスのホスト国となること、ナウルがミクロネシアの次期PIF事務局長候補を出し、マーシャル諸島が太平洋コミッショナー(Pacific Ocean Commissioner)候補を出すことを決定した。」と述べた。
パニュエロ大統領は、フォーラムは「今や家族として完全に一体化しており、二度と分裂することはないだろう。」とし、「PIF特別首脳会議は、純粋にスバ合意を実行するために開催されるものだ。」と述べた。
さらにパニュエロ大統領は「フォーラムは、今回決定されたMPSファミリーの決定を待っている。」とし、「ミクロネシアのメンバー全員が、すでにナンディに向かう予定で動いている。」と述べた。
一方で、ミクロネシアの首脳は、ジョー・バイデン米国大統領による今年の太平洋訪問の可能性を歓迎している。
火曜日の夜に発表されたMPSのコミュニケの中で、大統領たちは、この訪問を成功させるために全面的な支援と協力を表明した。
コメント
今週、ミクロネシア連邦のポンペイで、パラオ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、キリバス、ナウルのミクロネシア5か国首脳によるミクロネシア大統領サミット(MPS)およびパラオ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦のヤップ州、チューク州、ポンペイ州、コスラエ州、グアム、北マリアナの首長による(ナウル、キリバスは招待)、ミクロネシア諸島フォーラム(MIF、本部:パラオ)が開催されました。
2019年以来、PIF分断の火種となっていたPIF事務局長ポストについては、昨年7月にPIF首脳会議で採択されたスバ合意に基づき、現在のプナ事務局長の3年間の第1期終了後(PIF協定では連続2期6年まで可)に、ミクロネシア地域から選出されることになっています。
ミクロネシア地域からは、1992年から1998年までキリバスのイエレミヤ・タバイ元大統領が事務局長を務めたことがあります。そのため、2019年以来話題となっている初のミクロネシア出身事務局長というのは、本来、北部ミクロネシアの米国系諸国、すなわち米国自由連合国であるパラオ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島のいずれかから選出されるか否かが重要なポイントでした。しかし、結果は英連邦系のナウルから候補が立てられることとなり、英連邦系諸国主導のPIFという枠組みの変化よりも安定を選んだものとの印象を受けます。
ただし、台湾承認国から事務局長が誕生するとなれば2008年のツバル出身のテオ次長による事務局長代理以来、正式な事務局長としては1986年から1992年のツバル出身のヘンリー・ナリサリ元副首相以来となり、中台関係を考える上では興味深い選択だと言えます。
もともと2019年2月のテイラーPIF事務局長(当時)による中国を優遇するような発言がきっかけとなり、一連のPIF分裂騒動が始まりましたが、昨年の米国主導の先進国連携促進の動きや米国のPIFおよび太平洋島嶼国に対する関与強化によりその要因は薄まり、米国系諸国の事務局長ポスト獲得機運が低下したようにも見えます。一方で、パラオとマーシャルはそれぞれ特定分野で実を取ったと見ることもできそうです。
PIF特別首脳会議(Special Leaders Retreat)は、2月23~24日、フィジーのビチレブ島西部のナンディにあるリゾート地デナラウで開催される予定です。天気が曇りがちな同島東部にある首都スバに比べて良い環境であり、首脳のリトリートとして率直で建設的な議論が行われることが期待されます。
(塩澤英之主任研究員)
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