太平洋海兵隊参謀長補佐(the assistant chief of staff for force development)のスティーブン・フィスカス大佐はパネルディスカッションで、「過去20年間、敵対勢力は、A2/ADの方程式を自分の利益になるようを巧みに操ってきたため、これを打ち破るのは難しい」とし、「統合軍の大部分は、外にいることから、その武器交戦地帯に対抗できる防御(standoff)能力に取り組まなければならない」と述べた。
III MEFの海兵隊は、日本を拠点に、すでにフィリピンや韓国などで訓練や演習を行い、待機部隊として活動する態勢を整えているという。しかし、待機部隊のコンセプトが求めるのは、「海上で目標を確保・維持する能力であり、統合部隊のためのスペースと時間を稼ぎ、海上での戦いを可能にするために、有機的または統合的な部隊の資源を使ってその目標を危険にさらす能力」であり、それにはいくつかの新しい装備が必要になると彼は述べた。