第7回「日中未来創発フォーラム ~未来の生活、教育、文化について考える~」開催報告 その1
5月10日~11日、笹川日中友好基金は、中国人民大学で第7回「日中未来創発フォーラム」を開催しました。フォーラムには日本と中国の大学生81名が参加し、生活、教育、文化の3つをテーマに未来における協力の可能性について考えました。
笹川日中友好基金は、印刷博物館(運営:TOPPANホールディングス株式会社)および国分寺市国際交流協会の協力を得て、夏休みの小学生に向けたイベント「日本と中国の漢字を楽しもう!」を開催しました。このイベントは、日本と中国の「漢字」をキーワードに、クイズや漢字の成り立ちや日中両国を往来する漢字の歴史などの話を聞いた後、自分たちで考える新しい「漢字」を発表するワークショップです。講師兼ファシリテーターは、元中国国際放送局アナウンサーの高橋恵子さんが務めました。
今年1回目(開催日:7月21日)は、国分寺市のcocobunjiプラザリオンホールで開催(国分寺市国際協会様共催)され、市内の小学校を中心に4年生から6年生までの14名の小学生と保護者の方が参加しました。
2回目(開催日:7月27日)の印刷博物館様との共催では、東京以外からの参加者も含む、小学校4年生から6年生までの小学生15名と保護者の方々に参加いただきました。
前半は、日本の人気アニメなどを漢字で表したクイズや、日本と中国の漢字の違いや似ているところ、日本で作られた漢字が中国に定着した話など、日本と中国が漢字文化を共有していることを勉強しました。印刷博物館の回では、参加者は館内を見学し、学芸員の説明を通じて日本で独自に発展した漢字文化の歴史的な背景を学びました。
休憩後の後半は、勉強した内容をヒントに新しい漢字を発案して発表するワークショップを行いました。夏をモチーフにした漢字や、好きなスポーツやゲーム、食べ物など身近にある様々なものを楽しみながら新しい漢字を作りました。最後の発表のコーナーでは、高橋先生から人前で発表する時の発声や姿勢などのポイントを教わり、自分が作った漢字の発表を行いました。
参加者から「中国の漢字に親しみを感じられるようになった」、「漢字の歴史がよく分かりました」、「日本でも漢字を作っていたことを知らなかったので、知れてよかった」などのうれしい感想が寄せられました。
本イベントを通じて、 次世代を担う子どもたちに様々な文化に触れることの楽しさや理解を育む一助になれれば幸いです。
作品発表(7月21日、国分寺市)
学芸員の案内(7月27日、印刷博物館)
作品発表(7月27日、印刷博物館)