地球規模で増え続ける海ごみが生態系に与える影響は年々深刻化し、海洋環境保全が喫緊の課題となる中、豊かな海を未来に引き継ぐため、若者目線で海ごみ問題を考えようという交流イベント「
日中未来創発ワークショップ」が、6月17日、
沼津御用邸記念公園 東附属邸学問所等で開催されました。
このワークショップは、
笹川平和財団(東京都港区、理事長:角南篤氏)が、
日本科学協会と学生団体(「
京論壇」、「
茶話日和」)の協力により開催するもので、日本人学生と中国人留学生(合計33名)が、海ごみ問題の中でも海洋プラスチックごみ問題に焦点を当て、未来視点で対話し、日中民間レベルでの協力可能性を探りました。
参加者は、海岸清掃体験や
「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲーム、専門家によるレクチャー、対話などを通じて海洋プラスチックごみ問題の現状や具体的な取り組みを把握した上で、その削減方策等について、日中民間協力の観点からアイデアを出し合い、今後10年間のアクションプランに取りまとめました。
今回のワークショップは、昨年
9月6日と
9月9日、日中国交正常化50周年記念事業として東京で開催された初回ワークショップに続く第2弾で、今後も日中の若者を対象として、第3弾、第4弾を開催する予定となっています。