中国の国際問題の専門家を招へい
笹川日中友好基金は、「中国オピニオンリーダー招へい」事業の一環として、中国の国際問題の専門家を招へいし、日本側の有識者やメディア関係者との交流事業を実施しております。2024年度は計3回の招へいを実施しました。
航空自衛隊浜松基地で、中等練習機T-4のコックピットに乗り込んだ訪問団のメンバー
公益財団法人・笹川平和財団(東京都港区、会長・田中伸男)による日中佐官級交流の中国人民解放軍の日本訪問団(団長・慈国巍陸軍少将)は4月20日、航空自衛隊浜松基地(静岡県浜松市)を訪れました。
浜松基地には航空機の操縦や整備、高射、通信の教育部隊があるほか、早期警戒管制機(AWACS、E-767)などが運用されています。中でも浜松基地に司令部を置く第1航空団は、中等練習機T-4を使用しパイロットを教育していることで知られています。訪問団一行は格納庫にあるT-4を見学し、操縦席に座るなどしていました。
記念品を交換する慈国巍団長(写真左)と津田昌隆司令
航空自衛隊の「浜松広報館」を見学する訪問団一行
訪問団一行はこの日、航空自衛隊の航空機や装備品が展示されている「浜松広報館」や、ヤマハ発動機のオートバイをはじめとする製品の歴史が紹介されている「コミュニケーションプラザ」も見学しました。
また、21日には京都で金閣寺、龍安寺、南禅寺や、嵐山にある、日中国交正常化に尽力した故周恩来元首相が詠んだ詩が刻まれた「周恩来総理記念詩碑」を訪れました。
訪問団一行は日本での8日間にわたる日程を終え、22日に帰国しました。慈団長は「日中佐官級交流事業は完成されたプログラムであり、今後も維持していきたい」との言葉を残しました。年内に、今度は佐官級の自衛隊員が中国を訪問する方向で検討されています。