【開催報告】ナーランダー大学でCross-Asian Dialogue on Rural Developmentを開催(2025年12月)
2025年12月8日(月)から11日(水)にかけて、笹川平和財団第1グループ(戦略対話・交流促進担当)は、インド国ビハール州のナーランダー大学を会場に、ナーランダー大学、Asian Confluence、NPO法人結び手と、「Cross-Asian Dialogue on Rural Development」をテーマとしてワークショップを共催しました。本ワークショップは、アジアのさまざまな国・地域で「地方創生」「地域づくり」に取り組むリーダーたちが知見を共有し、新たな取り組み、新たな連携活動を生みだすことを目的としました。
ワークショップの中では、日本、インド、インドネシア、タイ、フィリピン、イラクなどから政産官学やメディア関係者を含む50名以上が参加し、「地方」というアジア共通のテーマをめぐって、活発な議論が連日夜遅くまで交わされました。その結果、生きたアートの力を活用した取り組みなど、国境を超えた地域リーダー同士の協働アイデアも数多く生まれています。
都市との格差に加え、人口変動、気候変動といったグローバルなメガトレンドが、技術革新と相俟って大きな影響を受けているアジアの地方が、依然として世界の変化にどのように対応し、また新たな潮流をいかに生み出していくのか。そこにどのように取り組んで行くのか、当財団「アジア次世代ネットワーク構築」事業では、引き続き、アジア各地のパートナーと連携し、アジアのリーダーたちを結ぶ活動を推進していきます。
人口動態からインドと日本の地域の課題を重ねる藻谷浩介氏(日本総研首席エコノミスト)基調講演
左から、サチン・チャトゥルヴェディナーランダー大学学長、萱嶋信子当財団常務理事、リッキー・シンコン下院議員、藻谷浩介日本総研首席エコノミスト
アジア各地から参加した地域リーダーによるワークショップ
ワークショップ終了後の集合写真
NPO法人結び手が支援する課題現場のスタディーツアー
heART鈴木掌氏による課題現場集落でのアートワークショップ
heART鈴木掌氏 アートライブパフォーマンス作品
ワークショップ期間中は、アジア各地から参加したリーダーによる議論が連日夜遅くまで続きました
ナーランダ―大学野外劇場での鈴木掌氏ライブパフォーマンス
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公益財団法人 笹川平和財団 第1グループ(戦略対話・交流促進担当)
担当者:岩堀
E-mail:asia-middleeast@spf.or.jp