2016年の米大統領選挙は、共和党の予備選でトランプ候補が優勢となるなど予想外の展開となり、ワシントンの政策コミュニティの間では、今後の米国の外交・安全保障政策に対する懸念が深刻になっています。パネルディスカッション概要)https://www.spf.org/event/article_21131.html
今後の大統領選の進展を視野に、笹川平和財団は、笹川平和財団米国(Sasakawa USA)との協力のもと、「日米オピニオンリーダー交流」事業の一環として、民主・共和両党の次世代を代表する米国人防衛専門家グループをパネリストに迎え、「米国次期政権下の外交・安全保障政策」をテーマにパネル・ディスカッションを開催しました。第二次世界大戦以降、世界を牽引してきた米国ですが、ブッシュ、オバマ政権を経て、米国の有権者は今後の米国が世界でどのような役割を果たすべきと考え、次期大統領に如何なるリーダーシップと政策を期待しているのでしょうか。本パネル・ディスカッションでは、米国や日本を含むアジアの直面する安全保障上の重要課題を検証し、前政権の成果と教訓を踏まえた上で、米国の次期政権が実行すべき外交・安全保障政策について、ワシントンで活躍する次世代の提言を紹介しました。(2016.5.18)